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第4話 自分の価値を下げるよ
敦と安らぎのひと時を過ごした日の――放課後。
「今日はもう来ないのかなー飛鳥馬くん」
「休み時間に何回か来た日は来ないよたぶん。あれで人付き合いもいいみたいだしね」
「……なんか機嫌いいね、綾菜ちゃん」
「え、そう?」
「うん。飛鳥馬くんのことちょっと褒めてるし」
「褒めてないほめてない! ただの事実でしょ」
「えー」
今日こそは穏やかな放課後を過ごせるだろう――夕子と話しながらそう感じていた綾菜だったが。
「鈴野さーん」
「ん、なぁに?」
「呼んでるよ」
「え、まさか」
「あ、飛鳥馬くんじゃなくて……」
綾菜を呼びに来た女子生徒(佐藤)が廊下を指さす。
その先には――あまり記憶にない女子生徒二人の姿があった。
「……誰?」
「飛鳥馬くんと同じクラスの子みたい」
「そうなんだ……ありがと、佐藤さん」
平然と答えながら、綾*****************
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