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「ふわぁ~、眠ぅ」僕は目を擦りながらベットから降りた。僕の名前は、涼風るな。猫好きの普通?の男子高校生、強いて言うならヤンキー集団の【lease】の総長ってとこが特別なのかもしれない。だけど僕はそんなの気にしない。いつものようの溜まり場へ行く。ガラガラっと鉄の重い扉を開ける。
「おはよ~、みんなぁ」
そこには【lease】の幹部が集まっていた。その中の1人、加川李兎(かがわりと)この男は一応【lease】の副総長である。
「はぁ、しっかりしてくださいよ、るなさん、あなたは仮にも総長なんですから」
ため息を吐く李兎の頭をぽんぽんと撫でる。そして僕は李兎耳元で囁く。
「ごめんね、でもいつもありがと、」
すると李兎は真っ赤な顔になると自分の顔を手で覆い隠すようにして、そっぽを向いた。すると奥の方から麻雀をしている男たちが喋り始めた。
「るなさんってば遅~い」
「李兎さん可哀想です~」
そうこの可愛らしい男は双子の蓮と蘭である。2人は意志疎通が出来ていて、いつも2人で行動している。
そして、無事に幹部会議が終わり、僕と李兎は一緒に帰った。蓮と蘭にはめっちゃ騒がれたがそんなことは気にしなかった。
「李兎、晩御飯、今日、なに?」
李兎の顔を覗き込むと、悩む表情をして李兎はぽんと手を叩き、
「オムライスにします」
その回答を聞いた僕はとてつもなく嬉しい感情が込み上げてきた。
「やったぁ」
すると李兎は
「多めにつくるのでおかわりしてくださいよ、?」
とふふっと笑って見せた。あぁ、好きだ。李兎。こんな不甲斐ない僕だけど、同棲してくれる李兎が好き、李兎はどう思ってるかなんてわからないけど、