「ここは? 」
目を覚ますと、知らない草原の上で寝転んでいた。
周りを見ても草原ばかりで、なにもない。
「なんで、俺、ここにいるんだ。」
と、考えていると、後ろから声がした。
「ここはね、天使のいる世界なんだ。」
この女性は、頭にリボンみたいなのをつけているかわいらしい感じをしている女性がいた。
「そうなんだ。何故、俺はここにいるんですかか?」
「それはね、あなたは死んだからだよ」
「死んだ?」
「だからね、ここで、とあるゲームをしてもらうよ。」
「ゲームですか?」
「そう、ゲームだよ。」
「私達の天使達五人とかくれんぼをしてもらうわよ」
「かくれんぼですか?そんなの無理ですよ。それも、五人だなんて。」
「私達は3日後から、見つけるの開始するから、ここの広い世界で、隠れてね。タイムリミットは今日から一ヶ月間まで、私達が見つけることができなかったら、元の世界に戻してやろう」
「でも、見つかってしまった時は一生、この世界で出れなくなります。」
まあ、この広い世界で、見つけられるはずがない。
「わかりました。やりましょう」
「それでは、契約成立ですね。せいぜい、私達から、隠れ切ってくださいね。」
この天使はどこかへ、消えてしまった。
まだ、隠れる時間はある。
そして、僕と天使達のかくれんぼが始まった。
このかくれんぼが地獄始まりだとは思ってもいなかった。