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12話 俺の家に来れば?
あれから。考え込んでいたら結局お昼を食べ逃してしまい、モヤモヤを引きずったまま、午後の仕事を始めることになった。
重くて苦しい気持ちを胸の中に居座らせたままパソコンのキーボードを打っていると、ひょっこりと穂香が顔を覗かせる。
「沙希さん、さっきの原稿チェック終わりました! お願いします」
「早かったね。ありがとう」
「いえ! ……あれ? 沙希さん、何かありました?」
原稿を受け取った時、心配気に穂香が眉を下げた。
「ううん。何もないよ、大丈夫」
「そうですか? 新しいイベント企画のほうもありますし、無理しないでくださいね」
「うん。気をつける」
穂香が席に戻って、私も原稿をチェックする。
(……心配されるなんて、そんなにわかりやすく顔に出てたかな)
しっかりしなきゃと、と頭を振る。 *******
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