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長い夢を見ていた…。
『痛い…!!辞めて!!!泣』
「やめろって言って辞めるやつなんて居ねぇんだよ」
助けて欲しかった…。誰でもいいから……。
このままじゃ、私は…死んだほうがいいのかもしれない…。誰か…。
「お姉ちゃんをいじめちゃダメだよ!!」
『三玖…来ちゃダメ…』
三玖は私の妹…血は繋がっていない。
私は本当の親を知らない。
親に捨てられたんだ…。
「三玖…!!ここに来ちゃダメだよ?」
ニコニコしながら母親が話す。
「さぁ、?部屋に戻って?」
父親まで…。
「お姉ちゃんに何するの…?」
震えながら三玖は言った…
ごめんね…三玖。
「何もしないよ、楽しく話すだけさ」
「じゃあ三玖もはなす!!」
「もう遅いから、早く寝なさい」
せっかく三玖が来てくれたのに…
『三玖…部屋に戻りな…私は大丈夫だから』
「ほ、ほら、お姉ちゃんも言ってるし!」
母親がそう言うと
「う、うん…。分かった…おやすみ」
ガチャ…
その瞬間私は父親にお腹を殴られた。
みぞおちに入った拳…
息ができない…
あぁ、このまま死んでしまおうかな。
もう辛いや。
私が手を出しても三玖が可哀想なだけだ。
もう誰にも迷惑をかけちゃいけない…。
そこで夢は終わっていた。
『ん…。寒い…』
気がつくと空は真っ赤だった。
『私…ずっと寝てたの…?』
がっこうにきたにもかかわらず、未来は放課後まで眠ってたのだ。
『三玖……。思い出した…。』
涙が溢れる。ここで泣いちゃダメなのに…。
思い出した…。全て…。
私は最低な人間だ。
亜季に言われてた私の母親って、亜季の父親の不倫相手だったのか…。
だから病気で長くないって言われてた母親の見舞いにも行かなかった…。母親が無くなってから父親には
捨てられたんだ…。その時の私は既に感情が無くなっていた。 父親がある家族の家の前に私を捨てた。
それが三玖の両親のところだった。
私はそれから1人で出歩くことが多くなった…。
その時に私は族の総長だった。
全国1位の族。蘭月。
私は…その族にずっと居た…
みんなに…会いたい…。
亜季には族の事言ってなかったっけ…。
それなら一人で行こう。
確か郷城会は全国2位だった。
私はハッキングのプロだったから蘭月の情報は全て消去していた。
会いたい……。
私は決心した。みんなに会いに行く。
こんなことしてる場合じゃない。みんなのところに行かないと…
早く行かなきゃ…。!
未来は無我夢中で走った。
付けられていたとも知らずに