テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
161
221
コメント
1件
うわあ…最初から重くてエモい!!「人間と見分けつかない何か」って設定、めっちゃ好みなんだけど…?!主人公の少女、こめかみ押さえて「うるさい」って言うシーンがもう刺さりまくり😭💥 戦えば戦うほど自分が何者か分からなくなるっていうの、魔法少女モノのダークサイド全開でしょ…続きが気になりすぎる!!推すわこれは🔥💕
放課後の帰り道。
少女は、 ひとりの男性に呼び止められる。
『すみません、迷子になってしまって…!』
「この街には“人間と見分けのつかない何か”が紛れ込み、 人々の日常に溶け込む。」
声に気づき、振り返る。
違和感のない顔──けれど、どこかおかしい。
「それは記憶も感情も模倣しながら、
確実に人の命を脅かす存在──異形体《アノマリー》。」
男を見る。
そして、左胸へ視線を落とす。
『あなたは……誰なんですか?』
男の笑みが、ゆっくり歪んだ。
「政府はその脅威を秘匿し、
対抗手段として“魔法少女・魔法少年”と呼ばれる者たちを生み出した。」
少女は、小さく息を吐く。
「彼らは特別な力を与えられ、
人々の平和を願い、怪物を狩り続ける。」
指先に、淡い光が灯る。
『また…現れたんだ。』
「だがその力は、望んで得たものではなかった。」
男性の身体が、ゆっくり崩れはじめる。
「契約、実験、あるいは逃れられない運命──
理由はそれぞれ違えど、彼らは皆「戦うこと」を強いられている。」
『なァ、おまエらは…ナニを望んデいる?』
「戦えば戦うほど、自分が何者なのか分からなくなる。」
少女の動きが、一瞬止まる。
「守っているはずの“人間”と、 自分が倒している“怪物”の境界さえ曖昧になっていく。」
少女は、目を細める。
──次の瞬間。
こめかみに、鋭い痛みが走る。
思わず、そこを押さえた。
『っ……うるさぃ…』
「それでも彼らは戦う。」
少女は、一歩踏み込む。
「たとえその先にあるのが、救いではなく、
壊れていく未来だとしても。」
光が、闇を裂いた。
「 これは、運命に縛られた者たちの物語だ。」