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部活終わりの放課後
僕は美術室の机で
項垂れていた
「あぁーーー……最悪だぁ……変な奴だって思われた…気持ち悪いって思われた……明日から学校来れない……」
僕の目頭は熱くなった
「そんな悲観的にならないで?」
僕の傍で
先輩の可愛らしい声が聞こえた
「えっ!?」
僕は驚いて
飛び起きると
僕が座っている席の傍に
先輩かいた
「あっ……あの……せっ先輩」
僕の鼓動は
早くなった
心臓の高鳴りが
先輩に聞かれてしまうのではないかと
心配になった
「さっきは、驚かせて、ごめんなさい」
先輩が頭を下げて
謝って来た
「私、部長なのに、周りに気配り出来なくて、駄目よね…」
先輩は悲しそうに言った
「あっ……大丈夫です…僕の方こそすみませんでした、大きい声出して」
僕は頭を掻きながら謝った
「ありがとう……戸締りしないと」
先輩は微笑んで言った
(かっ…可愛い♡天使)
僕は先輩の笑顔に
癒しを受けた
僕の顔は
にやけていたかもしれない
先輩は美術室の
窓の戸締りをし始めた
(はっ!!俺も手伝わないと!!)
「俺も手伝います」
僕は先輩の返事を聞かずに
美術室の戸締りをし始めた
「ありがとう、助かります」
美術室の戸締りを終えて
2人で下駄箱に向かった
下駄箱で
靴に履き替えると
校門まで行き
足が止まった
「ありがとう、また明日ね」
先輩が手を振って来た
「はい、こちらこそ、ありがとうございました」
僕はお辞儀をした
先輩は振り向き
歩き始めた
僕は先輩の姿が
見えなくなるまで
先輩の後ろ姿を見詰めた