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地球やキンプリ王国とは別の世界にある真っ暗な世界…シャドー帝国。
その中で一際大きくそびえ立っている城の中。
?『ハルドくん今から行くの?』
ハルド『せやで!なかなかおもろそうなことになっとるしな!』
?『あれでしょ?伝説の剣士さん!良いなぁ俺も早く会いたいよ!』
ハルド『まぁまた今度な!ロイくんも会えるで!』
ロイ『楽しみだね!レオンくん!』
レオン『…ハルド、分かってると思うけど…』
ハルド『分かっとるって!出てきていきなりやけど剣士さんには退場してもらうわ!』
怪しい笑みを浮かべながらとても闇の者とは思えないくらい明るく元気な声を返してハルドの姿は消えた。
〜💚side〜
💜『はい、今日は阿部ちゃんと2人でロケをしに来てます!』
💚『久しぶりですね笑同期コンビでのロケ。』
💜『まぁ9人それぞれ忙しがったしねぇ〜わら。』
💚『…相変わらず緩いね…。』
💜『なんだよ‼️』
今日はふっかとのロケ。
グループ仕事は休止してるけど個人の仕事はあるしなかなか3人のことを探しに行けない…
💜『…っ。』
💚『…ふっか?』
💜『…なんでもない。大丈夫だよ。』
とか言いつつすごく痛そうに顔を歪めるふっか。
気付いてないのかもしれないけど俺はふっかが身体を痛そうにしているのを知っている。
それにさっきたまたま着替えの時に目に入っちゃったんだけどふっかの身体にはガーゼやら絆創膏がたくさん貼ってあって、しかも包帯まで巻いてあるしすごく ボロボロになってた…。
聞くにも絶対に話を逸らされるから何も言えないんだけど…
💜『…阿部ちゃん?』
💚『…うん。なんでもない。』
💜『休憩終わったし戻ろ!』
💚『うん。』
俺を呼ぶ声も顔も元気ないことくらい分かるよ…
もう何十年って一緒にいるんだから…
〜💜side〜
…阿部ちゃんに俺が怪我してること絶対バレてるよな。
ずっと怪しげな視線を送ってきてたし…
けど本当のことを言う訳には行かないからどうしたもんか。
💜『…っ。』
てか、めっちゃ身体痛てぇな。
俺が知らない間に傷付いていたんだな…
バッグに入ってもらっているレンくんとカイトくんも申し訳なさそうな悲しい顔をしてる。
…不安にさせてばかりだな。
こんな弱くて何が伝説の剣士だよ…
レン『…ふっかさん、闇の気配がします…』
カイト『…闇が…くる…』
💜『…え?』
💚『…ふっか?』
バッグの中にいるレンくんの声が聞こえてきて思わず声を上げてしまったその時だった。
怪物『ぐわああああああああああああ!』
💜・💚『……………………!?』
耳を塞ぎたくなる大きな鳴き声が聞こえてきてあのデカイ怪物がいた。
💚『なにあれ?…あんなのがこの世界に…』
俺の隣では阿部ちゃんがそして街の人々もみんなパニックになってる。
💜『とにかく逃げよう!ここにいたら俺達も巻き込まれる!』
こんな人目が多いところで変身なんて出来ない。
せめて阿部ちゃんとスタッフさんたちを安全な場所に避難してもらうことが優先だ。
ハルド『よく冷静な判断ができますね!さすが剣士さんや!』
💜『…ハルド。』
誰も居なくなった矢先に俺に話しかけてきた康二…じゃなくてハルド。
💜『関係ない多くの人たちを巻き込んでどう言うつもりだ!』
ハルド『世界を支配することが目的ですよ?当たり前ですやん!』
💜『…っち💢💢自分勝手過ぎるだろ!』
あまりにも身勝手過ぎる言葉に怒った俺は腕時計に触れて変身した。