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〜💜side〜
💜『これ以上やらせねーよ!』
ハルドの言葉にイラついて変身して巨大な怪物に向かっていく。
ハルド『そんな怒ってたら危ないですよ?』
怪物『ぐわああああああああああああ!』
そんな俺をめがけて怪物は口から黒い玉をいくつも作り放ってきた。
💜『別に感情的になってるわけじゃねーよ!』
叫びながら俺は刀を振り下ろしていく。
刀からは俺が振り下ろす度に念力が出てきて怪物の攻撃を確実に消していく。
💜『はあ!』
そして攻撃が止まって俺は怪物の巨大な腕を斬ろうと刀を振り下ろした。
💜『………………!』
けど俺の刀は腕に刺さったまま動かなかった。
怪物『ぐわああああああああああ!!』
💜『うわっ!』
そのまま怪物に腕を振られて吹き飛ばされて瓦礫の中へと突っ込んだ。
💜『……っ。』
ハルド『前回は油断しましたけど今回は本気で行かせてもらいますよ?』
刀は刺さるけど簡単には斬れない…
なら何度もやるしかない。
💜『…そうかよ。』
ハルドに短く返事を返してまた怪物に向かっていく。
けど両腕、両足、胴体、首…
何処を斬っても怪物には少しの切り傷が出来てる程度で全然ダメージなんて与えられなかった…
💜『ぐはっ!』
逆にそのまま吹き飛ばされたり、怪物の攻撃を喰らって吹っ飛ばされたり…
俺自身がどんどんボロボロになっていく…
💜『…はぁ…はぁ…はぁ…くそ…!』
ハルド『…何度やっても無駄ですよ。』
ハルドの冷たく冷静な声が聞こえてきたけど俺はそんな事気にせずに怪物を斬り続ける。
1回でダメなら何度も斬ってやる…!
そうすればきっといつか…
ハルド『…動きが鈍くなっとりますよ?』
💜『ゔわあああああああああぁぁぁ!!!』
初めて変身して慣れなかったからか付いてしまった傷がまだ残ってて更に今回の戦い…
限界なんてとっくに超えていた俺は怪物の攻撃を避けきれず黒い光線を真正面から受けてしまった。
カイト『ふっかさん!』
レン『しっかりしてください!』
💜『…逃げ…て…』
倒れて動けない俺のところに駆け付けて来てくれたレンくんとカイトくん。
でも奴の狙いは2人だ…
ハルド『終わりですか?伝説の剣士さん。』
💜『…くっ。』
俺は刀を支えにボロボロの身体で何とか立ち上がった。
💜『…2人とも…弱くて…ごめん…』
レン『…え?』
💜『…けど、…選ばれたのなら…最後まで…戦うから…!』
こんなボロボロになった俺が言っても安心なんて出来ないだろうけどそれでも俺は2人を守り、世界を守るって決めたんだ。
絶対に負けたりはしない…!
ハルド『頑張りますね。いい加減諦めたらええんちゃいますか?自分の為にも。』
💜『うるせぇよ!』
余裕な態度をとるハルドに自分に言い聞かせるみたいに叫びながら俺はまた怪物と戦い始めた。
〜💚side〜
💚『ふっか、大丈夫かな…』
急に出てきた訳の分からない巨大な怪物がまだ暴れてる…
スタッフさんやマネージャーさんは避難し終えたんだけどふっかと連絡がつかない…
…まさか逃げ遅れたんじゃないか…
そんな考えが頭をよぎってしまう…
俺はふっかが怒ったところなんて見たことがないくらいふっかは優しい…
きっと自分よりも他人のことを気にしてるはず…
俺は心配でさっきまでロケしていた場所の近くまで戻ってきていた。
ドカーーーーーーん!!!!
💚『うわっ!』
近くに何かが吹っ飛ばされてきたのか激突して土煙があがる。
💚『大丈夫ですか!?』
土煙が収まってきてだんだんと見えてきたのはまさかの人影…
俺は慌ててその人へと駆け寄った…けど…
💚『…え?ふっか!?』
その吹っ飛ばされて来た人はふっかだった。
💚『…なんで?どういう事?』
俺は理解ができずにパニックになる。
格好が武士みたいな紫の袴姿になってるし、割れてしまってるけど狐?のお面も付けて、紫に変わってる立派な刀も…
でもそれ以上に驚いたのは…
💚『…すごい傷…』
ふっかが傷だらけになっていることだ…
まさか戦っているのか?ふっかがあの怪物と?たった1人だけで?
最近ふっかの身体がボロボロになっていたのってこれが理由…?
💜『…うっ…。』
💚『…ふっか…!』
💜『…阿部…ちゃん…?』
意識を失っていたふっかが目を覚まして俺のことを見つめる。
目を開けるのも話すのも辛そうだ…
💜『…なん…で…』
💚『…それは俺が聞きたいんだけど…』
怪物『ぐわああああああああああ!』
💜・💚『……………………!』
ハルド『えらい吹き飛ばされましたな!もう限界ですやろ?』
💚『…え?康二!?』
そこに怪物と一緒に来たのはまさかの康二…
けどなんか目の前にいるのは康二じゃない気がする…
💜『…とにかく…早く…逃げて…』
💚『…ちょっと!そんな身体で危ないよ!』
ボロボロの身体をやっとの思いで動かしながら立ち上がってゆっくり歩いていくふっかだけどふらふらですぐを膝を付いてしまっている…
💜『いいから!…阿部ちゃん!』
💚『……………………!』
ふっかの迫力に思わず身体が止まってしまった。
💜『…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…』
でもふっかは荒い息を繰り返して立っているのがやっとの状態…
そんなふっかを見ているのは心が痛くなった…
…いや、俺は見ているだけしかできないのか?
ふっかが、俺たちSnowManの最年長があんなにボロボロになってまで怪物と戦っているのに…
俺は何も出来ない、しないなんて我慢できない…!
ぴかーーーーーん!!!
💚『…え?なに!?』
決意を決めた俺は突然緑の光に包まれた…