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一月一日
新しい年になった。電気代を払っていないからテレビを観ることが出来ないけど、きっとみんな正月気分だろう。
親も元彼も元友達も正月を楽しんでるのかな。
これからいろんなイベントが来るけど、私は楽しめる気がしない。
楽しみが来ても、私の心は全く楽しまない。
いつ何処で間違えたのだろう。
ずっと普通の人生って、難しい。
一月三日
世間ではそろそろ仕事始まりだろうか。
焦ってしまうけど、どうしたら良いのか分からない。
私のような奴は何処も雇ってもらえない。
どうしよう。
一月十日
薬を飲もうと瓶を開けては閉めての繰り返しをしている。
迷うことなんてあるのだろうか。
…そうか。まだ親にぶつけていない。自分の気持ちを。
一月二十二日
意を決して親に連絡をした。スマホは駄目になったから公衆電話で。
すぐに出た。お母さんだ。
私は自分の名を名乗り、自殺をしようか迷ってることを一方的に告げた。そしたら勝手にしろと言われ、あちらから電話を切ってきた。
何かが崩れるような音がした。
なんかもう、どうでも良くなった。