コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
まろの体が近くにある。
腕に押さえられ、胸に顔を埋める。
呼吸のリズム、体温、指先の触れ方……全部が熱くて、逃げようとしても体が思うように動かない。
「……やだ……っ❤︎」
弱々しく口にした言葉が、自分の耳に届く。
でもその声よりも、まろの低く響く吐息と、耳元で囁く言葉が強く響いて、頭の中がぐちゃぐちゃになる。
肩や髪に触れる手の重み。
軽く押さえつける力の中に、俺を逃がさない確信が混ざっている。
怖くて、でも熱くて、理性がどんどん溶けていくのがわかる。
「嫌なんやったら、動いてみ?」
耳元で挑発され、反射的に体が固まる。
逃げようとしても、腕の中で動けない。
逃げられないことを理解しながらも、どこかで「このまま任せてしまいたい」と思ってしまう自分がいる。
「……まろ……俺、もう……っ❤︎」
言葉が途切れる。
体が勝手に震え、心臓の音が耳に響く。
指先はまろの服をぎゅっと掴む。
拒絶じゃない――ただ、離れたくない。
その瞬間、まろの手が髪から背中にかけて滑り、肩を抱き寄せる。
その圧力と温もりに、頭の中の最後の抵抗が崩れた。
涙が出て、笑いが混ざる。
怖くて、嬉しくて、理性が吹き飛んで――俺は完全に堕ちた。
「……っ、俺……まろなしじゃ、もう……、❤︎」
その声を聞いたまろは、満足そうに目を細めた。
「ないこ、……一生、俺のもんや、❤︎」
その言葉に頷いた俺は、逃げることも、抗うこともできない。
ただ、まろの腕の中で、全てを委ねてしまった。
/ この話 これで完結 しても
大丈夫 ですか …… ?👉🏻👈🏻💦