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『 桜…散っちゃったね 』
夢の中に出てくる君はいつも無機質なベッドの上で
窓から見える景色の移り変わりを楽しそうに見ていた。
「 もう夏になるよ 」
『 暑いの苦手だなぁ 』
「 俺は寒い方が嫌い 」
『 寒いのはさ、着ればいいけど 』
『 暑くて脱ぐのには限界があるでしょ? 』
「 たしかにね? 」
彼はいつも正論を言っていて
俺はいつもそれに納得させられるの。
『 そういえばDD、最近疲れてない? 』
「 んー?そんなことないよぉ 」
君はなんでも俺のことを知っていて
いつも優しくしてくれる。
…もう夢の中でしか会えない、そんな彼との短くて長い1ヶ月の話しをしよう。