太郎♩.•様のリクエストより
「五伏でDom/Subユニバース」です !!
───────────────────── ─
この作品は
・BL(ボーイズラブ)
・空白
・五条 悟 × 伏黒 恵
・Dom/Subユニバース が含まれます 。
お手数お掛けしますが 、
地雷等が 上記に当てはまる方は
回れ右 をお願いします 。
何でも許せる方向けです 。
───────────────────── ─
「……まずい。」
あまりの予想外の出来事に
その言葉は漏れた。
それもそのはず。
秋涼 、 晩夏 と 比べ 落ち着いた時期に
なりつつある 今日 この頃 。
いつも通りなら 人から 生まれる 呪い は
季節の変わり目 と共に
減少していく 時期でもある 。
いつも通り なら 。
今年は 山 や 河川 、
害獣による 恐怖が 原因となり
呪いの数 が 爆発的に 増加した 。
さらには 術師の 人材不足も 重なって
結果 、 夏の ピーク時 と
差程 変わりない 任務量に なっている。
そんな 呪術師 が 繁用されている 現在 。
少なからず その影響は
俺にも 回ってきた 。
たが 、 その状況に 打ちのめされている
訳ではない 。 俺は 今 より一層
どうにもならない 状況 を
目の当たり にしているからだ 。
” それ “ は 任務帰り 高専に 送迎され
部屋に戻る 道中に 起こった 。
“ 今になって 抑制剤の効果 が切れた ”
この世には 男女の性とは異なる性。
『Dom』 と 『Sub』 がある。
Domは躾、世話がしたいなど支配したいという欲を持ち合わせていて 、
逆にSubは尽くしたい、躾られたい といった欲を持ち合わせている 。
信頼関係 を 築いた Dom と Sub の間では
Play を 行い、お互いの 欲 を満たす 。
Domが 命令をして Subが その命令に 従う。
だが、俺みたいな パートナーが居ない
Dom と Sud は 自身の欲を封じる為
安定な生活を 送るには
抑制剤を 使用しなければならない 。
異例な状況 が続いている 中
今日は 朝から晩まで
任務漬けの一日 だった上に
ここ最近 ずっと 休めない日 が続いた 。
疲労か 多忙か 分からないが
自分の体調 まで 目が届かなかった のが
今に 繋がったのだろう 。
クソ 、、 過去の 自分を 恨んでも
この 状況は 何一つ 変わらない 。
一先ず 、 抑制剤が 無いとなると
溢れ出た欲を 塞き止める事が 出来ない 。
胸の奥がむず痒い 。
体全身が熱い 。 息がしにくい 。
「っは、はぁッ、ーッ…」
身体の 熱を逃す為 、
体温より涼しい 外気をより多く吸う為 、
浅い呼吸 を 幾度なく繰り返す 。
こんな所 、 周りに見られでもしたら
俺が『Sub』だって事がバレる 。
ましてや『Dom』なんかに遭遇したのなら
以ての外 。
──── そうだ 部屋 。
部屋に 残りが まだあったはず 。
…早く、行かなきゃ、ならね、えの
「アレ、恵 ?」
に …… ────
「っ゛…最悪、… .」
「マジ??」
よりによって一番出会いたくない奴が
俺の前に佇んでいた 。
“他人に助けを求められる” という安堵感で
全身の筋肉が不意に緩んだ 。
直後 覚束無い足が
廊下の木目に引っかかって 、
その場で転びそうになるも
倒れた先は一回りデカいアンタの胸で
痛みは無かった 。
「ッわ、恵ってば大胆 ~~
大丈夫?」
倒れ込んだ俺を抱きとめて
不敵な笑みで口を開く
「一人で、立てます、。」
“ 余計なお世話だ。 ”
眉を顰めながら
ふらつく身体 で 体制を整えて
「よろけてんじゃん。」
「ただ… 疲れただけ、です、」
“ これ以上、俺に干渉しないでくれ ”
「っはぁ、ほんとに、
大丈夫、なんで…ッ 」
「やっぱり体調 悪そうだね
医務室連れていこっか?」
そう言って俺の身体に触れようと手が伸びる
“ これ以上___ッ ”
「マジで…ッ、何でも、ないですってッ!!」
残った僅かな力で身体に伸びた手を叩き払う
動揺したのか驚いた顔をして
数秒、五条先生の動きが止まった。
叩き落とされた手に目線を落とす先生を一見
やりすぎたか、なんて思うも
既に後の祭りだった。
とりあえず、部屋に戻って抑制剤を、と
気を緩めた瞬間
『 Kneel(お座り) 』
ビリビリ、と骨をも砕く勢いで
身体に電撃が走った。
強風を真に受けた様に心が仰け反る
自分の意思とは真逆に俺はその場で尻を着し へたり、と座り込んだ。
カツ、カツ、と革靴で廊下を
歩く 音が聞こえる。
遂には状況が飲み込めない俺の前に辿り着き
その場で見下す様に屈み込んだ。
その顔は 覆い被さる優し気な表情にも、
何にも揺れ動かない冷淡な表情にも
見て取れた。
途端、先生の唇から普段とは違った声色で
その言葉は落ちた。
「 __恵ってさ、
もしかして 『 Sub 』 ? 」
コメント
15件
うわああぁ!!めちゃくちゃこの話ドストライクですッッ!! え、やばい、好き過ぎる(語彙力皆無)
すきです 続編楽しみにしてますっ…感動
このみです