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浜辺の真珠の耳飾りの少女

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浜辺の真珠の耳飾りの少女

1 - 第1話浜辺の真珠の耳飾りの少女

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2025年03月01日

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龍也はサーフィンを楽しんだ後海の家に入った。

「いちごかき氷ちょうだい。」

「はいかしこまりました。」注文を受けた少女がフェルメールの真珠の耳飾りの少女みたいだったので胸を貫かれた。

「可愛い。」心の声がもれてしまうほど45歳独身男が年甲斐もなく見惚れたのだ。

「お待たせしましたいちごかき氷です。」

「君いくつ?」少女は戸惑いながら「18です。」と答えた。

「若いね頑張ってよ。」龍也のトキメキバロメーターがMAXになった。

「サーフィン好きなんですか?」

「うん最近始めたばかりだよ。」少女が目を輝かせた。

「遠くから見てましたけど上手でしたよ。」龍也は照れ笑いした。

「美優ちゃんって言うんだいい名前だね。」

「ありがとうございます奥さんと待ち合わせですか?」

「俺独身なんだよ中々彼女出来なくてさ。」美優は目を見開いて驚いた。

「何?別に不思議じゃないでしょ今の時代。」

「そうですよね私も彼氏居なくて。」龍也はニヤリと笑い

「今夜空いてる?」と聞いた。

「はい空いてますよ。」美優の返事に胸が踊った。

「美味しいかき氷のお礼にディナーどう?」

「そんなお礼だなんて。」美優は男性に誘われたのが初めてなのか満面の笑みがこぼれた。

「その表情可愛いよ^_−☆19時恵比寿駅で待ってるよ。」19時になり美優は恵比寿駅に行った。そこに居たのは背広姿の龍也が立っていてTシャツで来た自分を恥じらった。

「Tシャツで来るだなんてPTOがなってないぞ。」龍也美優のデコをツンとつついた。背広姿の龍也が輝いて見えた。

「すみませんこういうの初めてで。」

「ハハ君はホント可愛いね入ろうか。」龍也は不慣れながらエスコートした。

「私まだお酒は…。」

「ノンアルコールはジュースみたいなものだから大丈夫。」美優はホッとした。

「私男性と食事したことがなくて。」

「俺も女の子を誘ったのは初めてだよ。」二人はグレープフルーツサワーを乾杯した。

「美味しい。」

「ね?大丈夫でしょ。」親子程年の離れた男性と食事をするだなんていかがわしいと思いつつも徐々に龍也の人柄に魅了された。

「ご馳走様でした。」

「ソースついてるよ。」美優の口についたソースをふき取った。龍也の仕草に色気を感じ胸が膨らんだ。

「す、すみません。」

「美優ちゃんってホント可愛いよね。」二人はお互い惹かれ合っていった。

「今夜帰りたくないって言ったらどうしますか?」

「帰す気はないよ。」龍也は甘く囁いた。

「私イケおじなら抱かれも良いです。」美優の大胆な言葉に驚いたが自分でふっかけた以上引き返せなかった。

「お互い覚悟しなきゃね。」二人はネオンが輝くホテル街に向かった。

「あなたの名前は?」

「龍也だよ。」お互い見つめ合いキスをした。


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