テラーノベル
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アイドルというのは変わりません
💙➡️♥️です
💙:チッ
仕事が終わり冷蔵庫にある酒を開けYouTubeを開く。癒しの時間であるはずのその時間もいつしか苦痛の時間へと変わっていた。
その理由はわかっている。テレビの画面の中に映る”あいつ”だ。同じグループのメンバーで幼馴染み。俺は”あいつ”に想いを寄せている。
30年の付き合いがあるだけあって”あいつ”の考えていることは空気感で分かるし”あいつ”もそれは同じだろう。それでも”あいつ”はこの想いにだけは気づいてくれない。
画面の中で今日も”あいつ”は”あいつ”の尊敬する先輩と楽しそうに話している。
💙俺にそんな顔見せてくれたことがあったか?
なぁ、”涼太”…
見なければいい話だ。わかっている。それでも気になってしまうのだ。あいつがどんなことが好きで最近何があったのか。どんなことでも知りたくなってしまう。
目の前の画面では涼太と涼太が尊敬している先輩である亀梨くんの最早イチャイチャとも言えるようなことが繰り広げられていた。
💙:ハァ…
気づいたら目の前にビールの空き缶が2、3本散らかっていた。
💙:俺、こんな飲んだっけ…?
テレビの中のあいつに目を向ける。俺の想いなんて知る由もない幼馴染みは心底幸せそうな顔で話している。
俺はテレビの中のあいつの頬に手を伸ばす。
💙:なぁ、涼太…
💙:俺と一緒にいるの、飽きた?
💙:俺にはそんな顔見せないもんな…
💙:俺さぁお前のことずっと好きなんだよ…
💙:でも俺よりも亀梨くんとかの方がいいよな
いいながらだんだん惨めになってきた。
💙:ごめんなぁ、涼太…
俺には仲間がいる。ファンのひとたちもいる。こんなことで不安にさせてはいけない。俺の想いは永遠に塞ぐしかないのだろうか?この苦しさからいつ解放されるんだろうな…?
~完~
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