春千夜嫌われ
竜胆視点
今日は三途と飲みに行く。
気まずそうだった、迷ってそうだった。
だけど、即答ではなかったし、迷ってるってことは行くことは考えてるってことだ。
それだけでも考えると少し嬉しかった。
何着てくか迷うな…。
でも、いつものが良いか。
普通にこのスーツ好きだし。
「うしっ、行くか」
財布以外何も持たずに家を出た。
外はいつも楽しい話や仕事の話で賑やか、その中に紛れて時折悪い話がヒソヒソと聞こえる。
俺は梵天に入ってから耳を使うようになって、一般の奴よりかは耳が良い。
こういう飲みに行くときでも周りの情報を聞くのが梵天の幹部。
あそこの奴らのピアス…○○だな。
早く殺った方が、次の任務楽だな。
この飲みが終わったら、殺っとくか。
今日、飲みに行く所は梵天と繋がっている店だ。
洒落だし、俺は普通に気に入ってる。
ドアを開けるとそこには三途の姿があった。
後ろ姿は本当に女に似てると言うか…色気がある。
「わりぃ、待たせたか?」
「いや、別に…」
一瞬目が合ったが、すぐ反らされてしまった。
俺も椅子に座り、好きなカクテルを注文する。
「三途なに注文したの?」
「ボンベイ…」
「好きなの?」
「まあ…好きだから飲んでんだろ」
ボンベイか…意味あんのかな?
後で調べてみるか。
じゃあ、俺は
「コスモポリタン頼むわ」
「畏まりました。」
コスモポリタンは兄ちゃんが俺に勧めてくれたカクテル。
味も好みだから、超好き。
なんか三途にあげようかな。
うーん…意味考えてくれるか分かんないけど。
「ねぇ、フローズン・マルガリータも追加で頼むわ。」
「畏まりました。」
少し時間が経ち、カクテルが綺麗に机に置かれた。
「三途、これあげる。」
「…フローズン・マルガリータか?」
「そ、美味しいよ」
「……あんがと」
少しは好感度上がったかな?
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コメント
2件
続き待ってます!!
あがったあがった( ˙-˙)(適当☆) ………スンマセン