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#M!LK
はる☻
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162
⚠︎︎R18、キャラ崩壊⚠︎︎
※🩷💛、モブ×❤️要素があります
舜太side
昨日のことが、頭から離れず今日は授業に全く集中できなかった。
先生に当てられても、一瞬反応できないくらいにはぼーっとしてしまっている。
「寝不足なだけ」って自分に言い聞かせても、「好き」って言ってくれた柔の顔が忘れられない。まともな返事ができてない自分も腑に落ちない。
「……あ、」
廊下を歩いていると、向こうから柔がやってきた。ばっちり目が合って、気まずくて思わず逸らしてしまった。
「次体育?」
「…おん」
「そっか、頑張ってね」
「あ、ありがとう……」
「じゃあ、ばいばい」
「ばいばーい……」
たったそれだけ。
柔も昨日のことを蒸し返そうとはしない。
なのに、柔が見えなくなった後でも変にドキドキしてしまっている。
「……なんでこんな意識してんの、?」
自分でも分からない。
誰かにこの気持ちを話したい。
でも、そんなこと話せる俺には友達なんていないし、勇斗さんに話したらまた柔に嫌な思いさせてしまうかもしれない。
「はっ……!そうや……!!」
「仁人さんいますか……?」
「吉田?あー呼んでくるわ!」
「お願いします!」
お昼休み。
俺が尋ねたのは、仁人さんのところ。
勇斗さんとそんな感じって言ってたし、柔も仁人さんとはあんまり面識無さそうだし、良いだろうと思って聞いてもらうことにした。
「はーい……あ、えっと〜……」
「舜太です!」
「あっ、それだ、舜太くん」
「ど、どうした……?勇斗がなんかした?」
「いや、違うんです!」
「相談に乗って欲しくて……」
「相談…?俺でいいの?」
「仁人さんがいいんです!」
「わかったけど……」
屋上に移動して、仁人さんに昨日までのことを説明した。
「あぁ……なるほどねぇ…」
「もう付き合ってんのかと思ってたわ、笑」
「ちがいますよ!笑」
「難しいなぁ……好きなの?舜太くんは」
「えぇ……」
「悩むってことは嫌いじゃないんだ?」
「……好きなんですかね、俺、柔のこと…」
「さぁ、それは俺にはわかんないな」
仁人さんは優しい声でそう言ってくれる。
顔見知りの後輩にいきなりこんな相談されたにも関わらず、真剣に乗ってくれる優しさに少し気が緩んでしまって、思ったことがポロポロ零れてしまう。
「好き、っていうのもなんか怖くて……笑」
「昨日逃げたのはなんやねん!ってなるじゃないですか、柔からしたら、笑」
「もしかしたら、自分で自分に言い聞かせてるだけなんかもしれんけど……」
「……そうだなぁ」
「逃げたくなるくらい大切な気持ちを、理解してくれない人なの?柔太朗くんは」
「………」
「まあ…返事を急ぐ必要はないと思うけど」
「柔はそんな人じゃないです」
そう言おうと思った。
思ったのに喉の奥で詰まってしまった。
両手を組んでぐーっと上に背伸びしながら、仁人さんは俺に問いかける。
「例えばさ」
「柔太朗くんが、舜太くん以外の人と付き合ったらどう思う?」
「………」
「…まぁ、柔の選んだことなら……」
柔が、俺以外の人と付き合うなんて有り得ることだ。そんなの柔の勝手だし、俺は関係ない。
けど、モヤモヤする。
「……ほんとは?」
「嫌…かもです」
「……じゃあ、ちょっとは答え見えてきたんじゃない?」
まだ、自分の気持ちを「好き」だと完全には認められない。 でも、自分の気持ちを改めて真剣に考えることはできたと思う。
「……ですね、ありがとうございます!」
「全然、頑張ってね」
「はい!あ!仁人さんも勇斗さんとお幸せに!」
「はぁ?!なんで知って……」
「あっ、やっぱりほんまやったんですね笑」
「ち、ちがうわ!あーほら!!もうチャイム鳴るから!」
「えへへ笑」
「ほんまにありがとうございました!」
「はいはーい……笑」
手を振って仁人さんと別れる。
教室へ戻る途中、さっき柔とすれ違った廊下を振り返る。
もちろん、そこに柔はいない。 でも、さっきより少しだけ心が軽くなっていた。
柔太朗side
「じゃあー、今日は終わり!」
「ありがとうございましたー」
放課後練習が終わると、部員は各々自分の片付けに入る。
俺もスパイクを脱ぎ、帰る支度をする。
「柔太朗〜」
「昨日どうだったのよ、舜太くんと」
いきなり肩を組まれたかと思い、目線を向けると佐野先輩だった。
昨日舜太に絡んでおいて、よくそんな態度がとれるな、とも思う。
「……」
「お〜い、無視すんなよ!笑」
「佐野先輩関係ないですよね」
「あるわ笑」
「可愛い後輩の恋悩みは聞いてあげないとな〜?」
「結構です」
何かほざいているが、 放っておいてその場を立ち去ろうとした。
「舜太くん、お前の気持ちがわかんないっつってたけど」
「ちゃんと言ったんだよな?」
「……はい」
「へー、お前にしてはよくやったじゃん笑」
そう言って子供相手にするみたいに頭をわしゃわしゃ撫でてきた。
雑な扱いに腹が立ったから、振りほどいて帰り道に足を向けた。
グラウンドを抜けたぐらいの所。曲がり角を曲がろうとするとひょこっと誰かが出てきた。
「柔!」
「えっ、舜太? 何してんの?」
「柔と帰りたかったから待っててん!」
「あ、仁人さんもおるよ!」
「……こんにちは〜」
「俺勇斗のとこ行ってくるから、またね」
「はい!さようなら〜!」
「部活お疲れ様!」
「………」
まさか舜太が待ってくれていたなんて思いもしなかった。 まぁ、多分仁人さんとたまたま合って、「勇斗待つけど、舜太くんも待つ?」みたいな感じになったんだろうけど。
「…あれ、嫌やった……?」
「あぁぁ、違う!」
「ありがとう、帰ろっか」
「……うん、!」
その帰り道は、昨日のことなんか感じさせないくらい、いつも通りだった。
今日の授業がどうだとか、テスト近いね、とか。そんな他愛もない話をして歩いていた。
途中近くの公園に寄って、ベンチに座ってしばらく話していた。
「………でさ、柔」
「その…昨日のことで」
「今答えが出せるわけじゃないねんけど、!」
「俺、ちゃんと考えとるし……安心してな?」
「あぁ……後!いつも通りでええから!変に気使われても逆に気まずなるやん?」
「……そっか」
「ありがとう、舜太」
「ほな、俺こっちやから!」
「うん、ばいばい」
手を振って、歩いていく舜太の背中が見えなくなるまで見届けて、俺も帰ろうと思った。
ふと、先程まで舜太が手に持っていた携帯がベンチに置きっぱなしであることに気づいた。
「……あ、届けないと」
「あっ、いた」
遠くに歩く舜太の背中が見えた。
走って追いかけると、突然。
舜太が通り過ぎようとした路地裏から手が伸びてきて、舜太の腕を引っ張った。
そのまま舜太は引きずり込まれていった。
「っ、舜太!!」
「……あ、柔太朗くん!」
「は、?」
追いかけようとしたところで誰かに引き止められてしまった。
振り返ると、クラスの女子生徒。
「あのさ、これから時間ある…?」
「ごーめん、ちょっと急ぎで…」
「えぇ…じゃあいついける?」
「あ!私いつでも空いてるからさ!」
「連絡先も、交換しない?」
「あー…悪いんだけどさぁ…」
「俺、好きな人いるんだよね」
「だから出来ない、ごめん」
「あっ、え、??」
「じゃ、そういうことで」
「ちょっ、柔太朗くん、!?」
悪いが、そんなことに構ってる暇はない。
ただ舜太の身に何があったのか心配で、無我夢中で追いかけた。
舜太side
柔と別れた帰り道を歩いていた。
「おわっ!?」
突然何者かに腕を引かれて路地裏まで引きずり込まれてしまった。
「兄ちゃん、可愛い顔してんね」
「ちょっと俺と遊ばない?」
20代くらいの、所謂チャラチャラした男の人に追い詰められてしまった。
状況が上手く理解できず、固まってしまう。
そうだ、柔に連絡しよう。
そう思い、ポケットを探すも携帯が見当たらない。しかし、 この状況でバッグを探る訳にもいかなかった。
「ねー、聞いてんの?」
「ま、黙ってるなら良いってことだよね?」
「…やっ、ちょっとやめてください…!!」
「口答えすんなよ、ガキのくせに……!!」
大人に力で敵う訳もなく、冷たい地面に押し倒される。さらに、 手首は頭の上でがっちり固定されて身動きが取れない。
勢いよくネクタイを外され、シャツの前ボタンを外して開かれる。
唯一動く足をバタバタと動かして抵抗するも、上から押さえつけられてしまった。
そうしてるうちに、いつの間にか下は脱がされていた。
「いや”ぁ…!やめっ、!」
「黙れっ…!」
「あ”ぁぁ””っ!!?♡♡」
解かすこともせず無理やり突っ込まれる。
引き裂かれそうな痛みに殆ど叫んでいるような声が出てしまう。
「ん”あ”ぁっ、!!♡いや”ぁっ…!♡」
「はな”して”っ!!♡♡いやや”っ、!♡」
気持ち悪い。
知らない人にこんなことされて、しかも抵抗すらできない自分も嫌だった
気持ち悪いのに体が反応して何度も絶頂を迎えてしまう。
それに加え、段々と頭が真っ白になってきて何も考えられなくなってきた。
「や”だぁ”っ…!!♡じゅう”っ!!!♡♡」
「ちっ、うっせえよ、バレんだろ!!!」
首に手をかけられたかと思うと、その手に力を込めて絞めてくる。
「っ…かは”っ…ひゅぅ…♡」
「大人しくしろよ、てめぇ」
「ごほっ…ごめんなさ…♡♡」
「…舜太っ!!」
「……へ、?♡」
誰かに名前を呼ばれたかと思い、声のする方へ視線を向ける。
そこに立っていたのは柔だった。
「てめぇ、舜太に何してんだよ」
「あ”?誰だよお前…」
「どけ、舜太に触んな」
柔は思いっきりその人のことを蹴飛ばす。
柔、勇斗さんと話してる時よりも怖くて少し驚いた。
「お前みたいなのが触れたら汚れんだろ」
「ちっ…お前なんなんだよ!!」
「死にたくなかったらとっとと帰れ」
「……覚えてろクソがっ、!!!」
その人はその場から逃げていった。
柔はすぐ俺に駆け寄ってきてくれた。
「ごめん、大丈夫?」
いつもの優しい柔。
俺はなんだか安心して、力が抜けた。
それと同時に体がなんだかおかしい事に気がついた。 震えが止まらないし、その場から動けそうにも無い。怖くて涙が溢れてきた。
「ぅっ、じゅう…♡」
「ちょっ、大丈夫?」
「舜太、舜太聞こえる?」
「はっ…こわぃ”、からだおかしい…♡」
「大丈夫大丈夫、1回服着よ?」
柔は動けない俺に、丁寧に服を着させてくれる。そして背中を摩りながら俺が落ち着くまで待っててくれている。
「ふぅ”……♡」
「あ”っ、♡こわかった……♡」
「俺だよ、舜太」
「大丈夫、怖い人もう行ったからね」
「や”ぁ……♡じゅういかんとい”て、♡」
「行かないよ、ここにいるから」
柔の優しくて温かい腕に包まれると、少しずつ呼吸も体の震えも元に戻ってきた。
「大丈夫?いけそ?」
「おん…ごめん、柔……」
「謝んないで、後これ」
柔が差し出してきたのは俺のスマホ。
昨日の情景と重なってちょっとドキッとする。
「何かあったら危ないんだから携帯は忘れちゃだめ、わかった?」
「わかった、ごめん…ありがとう」
「ん、舜太が無事ならいいの」
「ほら、帰ろ」
「……あっ、柔!!」
「……?」
俺は無意識に柔の腕を掴んで引き止めていた。
なんで止めたかは、引き止めた後から分かった。
「あの、さ……」
「柔が来てくれて、ほんまに安心したし…」
「その…ああいうこと、もさ」
「柔とじゃないと…気持ち悪かったんよ、」
「……え、?」
遠回しに告白紛いなことを言った自分の口を慌てて塞ぐ。こういうことが言いたかったわけじゃない。俺はただ感謝がしたかっただけで。
「あぁ…えっと、ありがとう!」
「…うん、全然」
「もう暗くなるから、行くよ」
「……おん、!!」
仁人さんにも言われたけど。
この気持ちが答えなのかもしれない_
久々にこっち更新させていただきました🥹💞
お待たせしました🙇♀️💦
ちょっと私情で、これから投稿頻度激少なくなると思うのですが、よろしくお願いします🥲
そのかわり夏休みいっぱい投稿しときました❣️
コメント
1件
うわあ……第5話、重くて苦しくて、それでいて温かいお話でしたね……。舜太くんが仁人さんに相談するところ、すごく良かったです。「好きかも」って認めるのが怖くて、でも「柔が他の人と付き合ったら嫌だ」って気づくところ、すごくリアルで胸がぎゅっとなりました。 その後のあの出来事は本当に読んでいて辛かったです……。でも、柔くんが駆けつけてくれて、あの優しい声で「大丈夫」って言ってくれたとき、私もほっとしました。柔くんの「舜太が無事ならいいの」って言葉、じんわり沁みましたね。 そして最後の「柔とじゃないと気持ち悪かった」——これはもう、答えが出てるんじゃないかな。素直になれない舜太くんの不器用さが愛おしいです。続き、すごく気になります……!