第1話 あんたは「受け」かい?
冬休みも終わり、学校生活が始まった。
年末年始のドタバタがまるで嘘かのように、穏やかな日常。
とは、いかないな(笑)
~昼休み~
(モモ)「オーカルン!ご飯食べよ!」
…あれ?
教室に姿がない。
(ジジ)「オーカルン♡ …あれ?」
(モモ)「いないよ。」
(モモ・ジジ)「…校舎裏?」
校舎裏
あれ?『いない…』
(モモ)「オカルンが消えたぁ~(T□T)」
(ジジ)「どこだよ~オカルン~!!!!」
(女王先生)「で、なんだい?具合悪くないなら、教室に帰んな!」
保健室前…
門前払いしようとする女王先生と、粘るオカルンがいた。
(オカ)「はい…具合は悪くないけど、胸が痛いっす。」
(女王先生)「き、き、気胸かい?!」
※💬気胸(ききょう)とは
何らかの原因により肺から空気が漏れることで、肺が潰れてへこんでしまう病気。気絶するくらい痛い。男の子に多いよ。
(オカ)「いや、多分違うっす」
(女王先生)「………ハァ… 恋かい?」
(オカ)「………」
(女王先生)「恋のやまいなら、入室許可するよ?」
(オカ)「…じゃあそれでお願いします」ペコ
保健室入室成功。
(女王先生)「で、どいつだい?………人間かい?」
(オカ)「先生、自分をなんだと思ってるんすか」
(女王先生)「あんた、、、人間なのかい?」
(オカ)「……人間す」
※【2】期末テスト編第3話参照
女王先生はタボルンを認知済み
(女王先生)「…相手は男子かい?」
(オカ)「…わぉ」
(女王先生)「あんた、可愛いから心配してたよ。」
(オカ)「複雑っす。あざっす。 …男子も女子もっす。…」
カツカツカツカツ…
ハア…
(女王先生)
「あんたもう高校生だから、済んじまってるかもしれねぇけど、繋がりってのは【体の繋がり】と【心の繋がり】ってのがあるからねぇ。よく考えて、付き合いな。
考えるべきは、あんたがどれだけ相手を受け止めることができるか、相手に気持ちを伝えることができるか、だよ。
相手の気持ちを変えることは簡単にはできなくても、あんた自身は変われるんだ。
ただ、自分を偽ってまではだめだよ?無理な恋愛はするな? 」
まただ、、、 先生は、欲しいコトバをくれますね…
(オカ)「ありがとうございます」
このヒトすごいんだよな。
(女王先生)「で、やっぱりあんたは【受け】かい?」
(オカ)「すみません……先生、バカですか?」
追い出された。
保健室(ここ)に来ると、元気もらえる。
あざっす!
予鈴のチャイム📢
ガラガラ
(オカ)「あ!」
「綾瀬さん…ジジ!…白鳥さんも!」
教室に戻ると、オカルンの席を囲んで3人座っていた。
(ジジ)「どこ行ってたのぉ?心配したぞぉぉ(涙)」
(モモ)「どっか行くなら次からメモ貼ってからいけよ!」
(アイラ)「この2人、高倉様がいないからって泣きついてきたんですよ?(笑)私も、寂しかったです♡」
(オカ)「あはは…すみません!次からはメモ貼ってからいきます(笑)
………、
綾瀬さん、ジジ、白鳥さん…
自分、不器用ですけど、きちんと向き合いますから。ゆっくりかもしれませんが…待っててもらえますか?」
(モモ)ハァン♡
「それ、やめろってぇ💢…… でも…ありがと。」
ジジ「うん! 待ってる。」
(アイラ)「はい♡」
ちょっと吹っ切れた気がする。
同時刻
校舎横の古い倉庫
星子とターボババアが倉庫を睨んでいる。
たばこを吹かす星子。
(星子)「やなニオイがプンプンしやがるな」
(ターボババア)「星子……いるぜ?…丁度100年だ、アニミズム…ほっときゃ暴れだすぜぇ。」
(星子)
「よりにもよって、高校かょ…
こりゃ、モモ達に一波乱ありそうだな。
思春期カブればっかだからねぇ。
クワバラ クワバラ 」
第2話につづく
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