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凛と冴がデートする前日だ。
潔を見つけ、声かける
「おい、少しお前に用がある。」
「凛?珍しいな。用ってなんだよ 」
無言で歩く凛の後ろをついて行くと冴もいた。
「用ってなんだよ?」
潔から話題を振られた
「潔、俺達とデートしろ」
潔は戸惑っていた。
「えぇ!!いや、俺なんかより違う人と行った方が……」
「お前がいい。明日、行くぞ」
ここで否定したら怖いな……
デート当日になり、駅で待ち合わせした。
「ごめん!遅くなった!」遠くから潔が走ってくる。(可愛い格好しやがって)
「大丈夫だ。行くぞ」
デートの地は鎌倉だ。
2人の出身地にデートで行くことにした。
「俺達が考えたとこに行く。お前ははぐれるなよ」
最初に向かったのは小町通りだ。
「わあぁ……初めて来た……」
「潔、はぐれないように手、繋ぐぞ」
そう言ったのは冴だった。俺ははぐれたら……と考えて手を繋ぐ
「潔、俺のおすすめはここだ」
凛が紹介したのは「鎌倉あめ 源」。
ここは鎌倉の名所を飴にしているらしい。修学旅行生に人気のお店
「綺麗……」
潔は飴に興味を持った。
冴も凛も飴を見ている。
凛から「これ、やるよ」と由比ヶ浜をイメージして作られた飴をくれた。
「え、これ凛が食べようと思って買ったんじゃないのか?」
嬉しいが、凛が食べたかったのかもしれないと思い聞く。
「俺は潔が楽しんでるならいい。」
そう言って渡してくれた。
次は冴のおすすめのお店に行く。
「潔、ここだ」
冴に案内されたのは「鎌倉いとこ」と言うお店で、潔の好物の「きんつば」の専門店だ。
潔は大喜びしていた。
その姿が愛おしく思っている。
「うわぁ……全部美味しそう……!!」
「欲しいの買ってやる。なんなら全種類買ってやるよ。」
すごい嬉しそうにする
「嬉しいけど、俺が選びたいんだ。」
そう言った潔を気にせず全種類1個ずつ買う冴。
潔は選んだきんつばを買った。
「潔、これやる」
さっき冴が買ったきんつばを潔に渡す。
その時の潔の顔は可愛くて仕方なかった。
夕方になり、由比ヶ浜で休憩する
「凛、冴!今日、めちゃくちゃ楽しいよ!ありがとう!」
笑顔で言うのが可愛い。潔は何も思っていないのだろう。だが冴と凛にとってはドキドキして仕方ない。
潔は立ち上がって砂浜を走る
「凛、冴!こっち来ないか?海綺麗だよ!」
そういう潔に動かされ潔の方へ行こうとすると
「君〜、1人?可愛いねぇ〜?」
は?/あ?
潔がナンパされたの見て怒りを覚える。
「えっと、一緒にいる人いるんで……」
「え〜?つれないなぁ。あの人達より楽しいことしようよ? 」
もう止まれないかもしれない。
「おい」
ナンパの肩を掴む凛と冴は鬼みたいに怖かったらしく、ナンパは走って逃げるくらいだ。
「凛、冴……ごめん」
そう言うと2人に抱きしめられる。
「怪我はないか?」
「ないよ」
「……潔が怪我したら俺達止まれないかもしれねぇ。それぐらい大切なんだよ」
そこで潔は初めて凛と冴の気持ちに触れた。