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【桜の観覧車】
陰でき
(学パロ)
なんでも許せる方のみ
今日も学校で授業を受ける。
いつもと同じ時間、いつもと同じ景色。
変わるとすれば、アイツへの思いだけ…。
「なぁできおこ」
「食堂一緒に行こうぜ」
「「えぇ、嫌ですよ。」」
「「奢らされる…」」
こいつはできおこ。
俺の唯一の友達…そして、好きな人。
男同士の恋愛なんて誰も興味無いだろう…でも、俺はこいつが好きだ。この思いだけは変わらない。
「いいじゃん、今日は奢んなくていいからさ」
「「ほんとですか〜?」」
どんなに問題児な俺にでも優しくしてくれる。
そんなこいつが好きだ。
でも…おれが恋愛に興味あるとか、そんなのは印象に合ってなさすぎる。
恋愛的な感情は捨てて、今日も楽しく話す。
そう、友達として。
放課後
「「陰キャさん?」」
「ん、何」
「「明日遊園地行きません?」」
「「俺最近行ってないから」」
できおこからの遊園地の誘い。
つまりデートの誘いか?
そんな冗談みたいなことを心で思いながら俺は誘いに答える
「いいけど、」
「「まじっすか?!」」
嬉しそうに笑うあいつが居る。
でも、きっとアイツより俺の方が心の中では喜んでいるのだろう…。
だって、きっとできおこは俺のことを恋愛対象ではなく、友達としてだから。
遊園地当日
「あ、できおこいた」
「「陰キャさん、早いですね」」
コイツの方が先に来たくせに…
俺のことを言ってる。疑問に思いながらも、いつものノリで答えた。
「まぁな!すげぇだろ!」
「「あ、そうだ、あそこ乗りません?」」
できおこが指したのは観覧車だった。
その観覧車は、俺が今まで見たよりも大きくて、印象的だった。
「じゃ、行こうぜ!」
俺とできおこは早速観覧車に乗り込んで、
いつもの会話をした。
もうそろそろで頂上に着く時、できおこが俺に話しかけてきた。
「「あの、さ…」」
「「陰キャさん…」」
言葉は途切れ途切れだった。
緊張したかのように話していたのが俺でもわかった。
ここは頂上付近。多分、高い所が苦手なんだろう。そう思っていた…
「「俺、」」
「「陰キャさんの事が好きです!!///」」
その言葉に俺はびっくりした。
だって、”好き”という言葉が聞こえてきたから。
でも、俺なんかでいいのだろうか。
できおこは、俺よりも成績も、全部が良いのに。
「「ごめん、男同士なのに。」」
「「キモいよね…。」」
「…俺も、好き///」
「「…え、?」」
丁度、観覧車は頂上に達していて、周りを見渡すと桜が満開に咲いていた。
それと同時に、俺の人生の花も満開に咲いた。