第41話 対等な協力関係
ラズワルドが理世の部屋を去り、ジェイドと二人きりになった理世。
(お、怒ってる……これは絶対……怒ってる……!)
眉間の深いしわに、鋭い目つきのジェイドに見据えられた理世は、そうとしか思えなかった。
「――本当に、ごめん」
ものすごい形相のまま、ジェイドは理世に向かって頭を下げた。
「元気になって、よかった……」
「へっ……あ、うん。寝すぎて身体がだるいだけで、だいぶ楽になったよ」
そう答えるうちに、ジェイドと最後に顔を合わせたのは意識がぼんやりしていていた時だったことを、理世は思い出した。
改めて理世は、ジェイドのこの表情が自分に対しての「怒り」ではないことを悟った。
元々ジェイドは、理世に注意を促すことはあっても、声を荒げて責めるようなことはしない。
(そうなんだけど、でもさすがにさっきの顔は怖かった!)
「よくなったんならよかった*************
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