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オリジナルBl
オメガバース、18禁
・主なキャラクター
河田音葉(かわたおとは)
高2
勉強も、スポーツもできる
バスケ部
α(アルファ)
河田聖(かわたせい)
中2
クラスでTOPクラスの頭脳
バスケ部キャプテン
(他のスポーツは出来ない)
母
河田兄弟の母親
β(ベータ)
ーー語り手・聖ーー
お父さん、お母さんはβ。
そして勉強も、スポーツも優秀なお兄ちゃんはαだった。
お兄ちゃんは憧れでしか無かった。
喧嘩もするけれど優しいし、バスケも上手いし…
「お前、絶対αじゃん」
「だってαのお兄ちゃんより頭いいんだろ?」
よくそう言われるけど、お兄ちゃんは勉強に力入れてなくても平均以上取れてた。
もし、お兄ちゃんが少しでも真面目に勉強したら、僕なんてすっと抜いていかれる。
違うんだ。僕はβなんだ。
どんだけ頑張ってもお兄ちゃんに追いつけない。
でも、兄弟だから隣にいれる。特別扱いしてくれる。
そう思っていた。
でも違った。
僕がΩだったんだ。
ーー家ーー
母「もうちょっとしたらお兄ちゃん帰って来るけど、Ωの事言う?」
聖「言わない。」
母「それで良いのね、」
聖「うん。」
病院から帰ってきた後、お母さんとそんな話をした。
僕は言わないって決めた。
言ったらお兄ちゃんが離れていっちゃいそうだから。
ー風呂場ー
聖「……」
僕の首筋には、後が残っている。
僕が小4の時、
お兄ちゃんに噛まれた後。
あの時お兄ちゃんがαだと分かったばかりの頃だった。
僕がΩの結果もない時。
あの頃からお兄ちゃんは気づいていたのかな。
その時、もし僕の性がはっきりしていたら。
もし、この噛み跡が正常に反応していたら。
僕は、お兄ちゃんの番だ。
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