私
には夢がある!それは小説家になることだ!! 私の将来の夢は作家になることだ。そのためにも今からしっかりと勉強をしておかなければならない。そこで私は小説を書くために本を読み始めたのだが……全然内容が頭に入って来ないのだ……
(なんでこんな内容が難しいんだろう?もっと簡単な内容の本がいいんだけどなぁー)と思いながら読み進めていたその時だった! 急に視界が真っ暗になったかと思うと次の瞬間、目の前に大きなスクリーンが現れた。そしてその画面に映っていたのは、何とも不思議な絵だった。
それはまるで今にも動きだしそうなリアルなタッチなのにどこか幻想的な印象を受けるものだった。
気がつくとその絵本を読んでいるうちに私はいつの間にか眠りに落ちてしまっていたようだ。
夢の中で見たあの絵本の内容を思い出しながらゆっくりと目を開けると、そこはいつも見慣れた自分の部屋ではなかった。
ここはどこだろう……?辺り一面には色とりどりの花々が咲き誇っている。よく見ると私の横にある木の下に誰かいるようだ。私は恐る恐る近づいてみる。それはどう見ても人間ではなくて……でもその生き物の姿を見た瞬間私はとても驚いたんだ。なぜならその姿は私が子供の頃大好きだった絵本に出てくる妖精そのものなのだから。
「ねぇあなたの名前はなんていうの?」「僕の名前かい?僕の名はメェだよ!」「へぇ~かわいい名前ね!じゃぁメェちゃんよろしくね!!」「うん!!よろしく!!」こうして私たちの生活が始まった。それから毎日のように一緒に遊んで、たくさん笑いあったんだ!でも……あの事件が起きてからすべてが変わってしまった……。それはある日のこと。私がいつも通りメェちゃんの家に行くと、「おかえりなさいませ奥様!!」「あら、今日はメイドさんがいるのね」「はい!この子は執事見習いですわ」「こんにちはー!!ぼく、メイっていうんですぅー!!」「まぁ可愛らしい子だこと。私の娘にならないかしら……」そんな会話をしながらリビングに入ると……血まみれで倒れてるお母さんがいた。そしてその隣にはお父さんが立っていた。私は何が起こったのか理解できなかったけど、すぐに救急車を呼んだ。しかし救急隊員が駆けつけたときにはすでに息を引き取っていたそうだ。
それから数日後、葬儀が行われた。メェちゃんの家族もいた。もちろん私の家族もいる。でも……そこにはメェちゃんの姿はなかった。どうやらメェちゃんのお家はお金がなくなって大変な状況になってしまったらしく、遠くの街で暮らすことになったようだ。最後に会えたのは良かったんだけど……すごく悲しい別れだったなぁ。
数年後……あるニュースが流れた。なんとその街で大規模な地震が発生して壊滅的な被害を受けたのだ。死者も多数出たようで、生存者はいなかったとのこと。そこでふと思ったことがある。メェちゃん大丈夫かな?元気にしてるといいな。ただそれだけを願っている。
「おい、そっちに行ったぞ!!」
「任せろっ!!!」
俺は今とあるゲームをしている。
このゲームの名は《インフィニティクエスト》。
内容は簡単に言うならオンラインRPGだ
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