ココはとあるテーマパークの巨大迷路
『迷宮ラビリンス』
あまりの大きさと建造費で有名になったが
入った従業員たちが行方不明になったため公開には至らず
テーマパークは大赤字となった
そしてテーマパークは閉園となってしまった
それから迷宮にチャレンジしようと
大勢の者が入り込んだ
それと同時に奇妙な噂も流れた
『一度入ってしまったものは絶対に出ることが出来ないらしい』
という噂
そしてまたココにチャレンジする人が居た
「おお!!ココが『迷宮ラビリンス』か!」
「力の参考道理何日かの食料と目印とかは用意してよかったな〜」
西谷である
西谷はそのまま入口の方へ歩き
手前の感圧板を踏む
すると自動でドアが開き西谷はその中に入っていった
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西谷視点
できるだけ俺は歩き続けた
最初は楽しかったが、ずっと同じ風景で飽きてしまった
食料にも限界はあるし考えて食べなきゃいけない
一緒に持って来た目印も無限にあるわけじゃない
だから俺はひたすら右の壁沿いを歩いた
龍に聞いたのだが迷路は壁を沿って進んでいくと必ず出れるらしい
そうやって何日も歩き続けた
何日も何日も
やがて食料も少なくなっていき
残っているパンも腐ってしまった
迷路をクリアするなんてどうでも良くなってしまった
ただただ力や龍に会いたくなった
アイツラの元へ帰りたくなった
歩き続けて何日立ったかもわからないが
もうすぐゴール
そんな予感がした
帰ったらちゃんと就活もして
まともに生きよう
そう思いながら力が入らなくなってきた足を
どうにか動かした
「………は?」
目の前にあったのは自分が最初に入ってきたドアだった
「うそ……だろ?」
もう出られる気がしない
肝心の出口は取手も無いため開けられないし
壁も高くて自分には越えられない
それに、なにか違和感があった
ここ、来たときとなにか違う
なにかおかしい
西谷はこの時
恐ろしいことに気づいてしまった
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今回はゆるりる様の『巨大迷路』を使わせていただきました
あっちにも解説は載ってるんですけどこちらにも乗せておきます
まず1つ目の怖いところは西谷が田中に教えてもらったと言っていた右の壁沿いを歩く方法
コレはどんなに難しい迷路でも必ずゴールへ迎えます
でもコレをやり始めたのは途中からなので無限ループにハマってしまうかもしれないんです
コレは最初からやったほうが良いんですよ
でも西谷はどうにか入り口まで行けました
でも肝心の入り口は仕舞っていたんです
そんでこの時西谷はあの噂を思い出したんです
『一度入ってしまった者は二度と出ることが出来ないらしい』
そこで西谷は思ってしまうんです
ゴール、つまり出口がないんじゃないかと
ご本人様が言っている通りココからは想像ですが最初の方に行方不明になった人が居ましたよね
しかも従業員
おそらくこの迷宮はテーマパーク内の関係者を殺すために
あえて出口がない設計にしたのではないか
そして最後に一つ
西谷がなにかおかしいと言っていましたよね
西谷は一応目印を持ってきているんです
目印があったら置いて進むを繰り返すと思うんですよ
でもね数に限りがあると言っていた
それは毎回毎回置いていた
流石に迷宮と言っても二三回同じところは通ると思うんです
だから減り続ける、なんてことはあまりないんですよ
つまり
迷宮に西谷以外の人間が……居る?
コメント
1件
WOW こえー、、、、わたしだったら入らないよーみんなすごいな、、、