「はッ、!?」
黒澤 瑠亜、15歳。
許嫁ができました。
黒「‥‥どういうこと、?」
母「しょうがないでしょ、あなた、役立たずなんだから。」
黒「……ッ、」
母「もう決まったからね、今からお食事よ、」
黒「……今日、普通に買い物だって、」
母「そんなことするわけないじゃん、」
黒「……」
深「……あなたが、」
黒「……深澤さん。」
深「ふっかでいいよ、わら」
黒「私のことも好きなように。」
深「じゃあ、瑠亜で。笑」
なんなんだろ,この距離感。
……初めてだ、
母「あら、もう仲良くなっちゃって〜、笑」
……どこが、
深「二人でどこか,デートに行ってもいいですか。」
深母「もちろんよ、?」
深「……行こう,?」
黒「え、で、でーと、?」
深「ふはッ,笑 緊張しすぎ。((手差伸」
私は,その手を取った。
すごく、綺麗な手だった。
深「……遊園地でいいかな,」
黒「うん、」
深「……俺,家嫌いなんだよね。」
息を呑むほど綺麗な横顔から発された、言葉。
黒「……え、」
深「……いきなりごめんね、?…ちょっと、わかってくれるかなぁ、って、」
黒「わかります、居場所がないっていうか、」
深「そう、窮屈で、自分が自分じゃないみたい。」
黒「……きらきらしてる、王子様だと思ってた、」
深「誰にでも裏の顔ってあるんですー、!わら」
黒「ふふッ、笑」
深「あ、やっと笑ってくれた、」
黒「……?」
深「どうやったら笑ってくれるかなぁ,って思ってた、」
黒「何それ,笑」
深「敬語も外してくれたしッ、!わら」
黒「あ、」
深「いいよいいよ、……その代わり,お友達、なってくれる?」
黒「……うん、もちろん、笑」
初めてのお友達、は、友達兼許嫁でした。
黒「でもいいの,?私、結構悪名高くて、」
深「……全部嘘でしょ?知ってる。わら」
黒「……みんなが幸せになるためには,悪役が必要で。それが私ッ、笑」
深「……俺の前で、無理して笑うな,って。」
黒「……?」
深「友達、でしょ❓わら」
黒「……うんッ、そうだね、笑」
深「しかも、悪役なんていらないよ。みんな幸せになればいい。……俺が幸せにするよ、」
黒「……」
人のことは信じられないけど、この人の言うことなら、1%、いや、10%くらいは、
信じれるんじゃないかな,なんて考えていた。
ふっかさんは、きっと,お話の中だとヒーローなんだろうな。
深「……ひとまず、なんか乗る?わら」
黒「これ、何?」
深「なんだろ,めりー……ごー、らんど、?」
黒「馬がいっぱい、…やってみたいッ、」
深「俺もッ、わら」
黒「すご〜い、!なんか、回ってるッ、!」
深「上下にも動いてる❓すごい、わら」
深「これ,楽しそう!じぇっと……こーすたー、?」
黒「みんな叫んでるよ、?」
深「いけるって,わら」
黒「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
深「怖い?」
黒「((コクコク」
深「手,つなご,…//」
黒「う、うんッ、…//」
ちょっと,ドキドキしたかもしれなかった。
でもこれは,多分、じぇっと…こーす、た。(?)のせい。
深「はぁッ、笑 楽しかった,わら」
黒「うん、すごく楽しかった,笑」
深「てぃ……かっぷ?みたいなやつが,きもちわるい……」
黒「ね、笑」
まだ,私高校二年生だもん,
楽しんだっていいよね,?
ふっかさんが、許嫁で、よかったかもしれない。
コメント
6件
ふっかさんかっこよ?!
ふっかさん言動がイケメンすぎる〜!w