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__『二』吾等村の主導者よ.
前とおんなじだって?それな
⚠グロ、不謹慎
⚠本人様のお名前有
kyが面倒くさそうに草へと広がる炎を眺めていると、もう一人の足音がした。
(?)『キヨッ…!!何やってんの?!』
赤く照らされた地面の向こうから、男にしては高く、くぐもった声が聞こえる。
目元に手を掲げ、燃え滓を鼻で拾わないようにして走ってきたもう一人の青年の姿。火が目を焼くことを恐れたのか、
煙が肺を覆うことを避けたのか、サングラスと不思議な柄の黒マスクを着けている。否、その不可解な姿が彼のいつも通りのビジュアルなのだが…。
(?)『ッ…隣の家にまで火が行ったら、消火が大変だろ?!』
表情が分かりづらい、というより分からない青年は、kyに向け、怒号の意を放つ。だが、決して『爆弾を使うな』と、
言わないところが、この村にしかない、
常識のなさや、狂気さを感じる。
表情の区別がつかない青年は、これ以上の炎の拡大を防ぐため、消火をしようとバケツを掴む。大きなバケツを、一回二回と水源に持っていき、近くの水源で水を汲み、重点が右往左往という足で、
火種に向かって思い切り水を掛ける。
その繰り返し。汗をかいているわけではないが、だいぶ疲れているのか、其れ共
マスクの性能が低くて煙が鼻に入ったのか、呼吸は荒い。そんな青年を差し置いて、kyはというと、つまらなさそうにため息をついて、切磋琢磨と消化する青年を尻目に耳をポリポリと掻いている。
そんな彼の態度が気に障ったのか、
青年は大声でkyを叱りつけた。
(?)『後始末もお前がやれやッ!!』
少しばかり裏声の入ったそれにkyは小さく反応して又一つため息を付く。
彼にとって肉体を使う、…今で言う消火作業は、ただの意味のない労働。
顔からして、絶対にやるもんか、と言いたいようだった。硬い口をkyはようやく開く。
(ky)『うっさいなぁ、…村長所属の執事なんだから、そのくらいやってよぉ…』
無茶苦茶だ。そもそも彼は村長じゃないし、遊んだものは自分で必ず片す。とあるように、己でやったものは、自分で片すのが当たり前。だが、こういう時の彼の辞書に、反省·片付けのに文字がないことは、青年も承知の上なのか、長く垂れ上がったアホ毛をしょんぼり落として、
再び、kyの嫌がる消火作業を続けた。
(ky)『ね~ぇ~、』
(?)『何、?』
(ky)『何でさぁ、お前はそんなに真面目なの‐?』
ばらばらになった、もともと屋根だった何かに背中を委ね、頭を青年の方向にだらりと下げる。青年は答えない。
(ky)『……この村の主導者でまともな奴
お前だけだよ、フジ、』
まとも、その三文字が、生年に当てはまるかと言われると、そんなわけない。
家が破壊されても、人が真後ろにいる人間に殺されていても尚、この青年、
『フジ』は、kyに対して迫害した態度を取らないのだから。
__フジ (fj) 26
status ATK 36 DEF 64
LV.25 NEXT 1123
JOB 主導者の一人、執事
WPN 物差し メモ帳 筆記具
AMR サングラス 黒マスク
KILLS 0
平和を愛し、建築を仕事にする芸術家。
ヒジキ村及びヒジキ王国では執事を務める。サングラスの奥に光る瞳は全てを浄化させる。どれだけ抵抗しようが国王に歯向かうことはできない。
ばいちゃ
ノートで書いてるの、原稿?を。その進みがまぁ~遅いんですよ。つまり、やばい★