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ざわざわ、ガヤガヤ、といつにも増して学園内は賑わっていた。
それもそのはず、今日は投票祭に向けたイベントが様々なチームによって行われているからだ。
「学園全体を使った謎解きリレーしていきませんかー!」
「謎解きリレーだってさ〜」
「へ〜どこのチーム?」
「Meerですよ、お兄さん方!」
「うおっ!?」
「よかったらやって行きませんか?」
ニコニコと満面の笑みを浮かべやがら客引きをしていく。
「ニウさーん、2名様入りました〜!」
「はーい!」
テントの奥の方で待機していたニウさんにバトンパスしてまた客引きに戻る。
いやーこの担当、忙しいけど楽だなぁ…
くじ引きで決まった担当には当たり外れが多く、客引きの担当はハズレ枠だと思っていたが案外当たり枠で内心もニコニコでやっている。
ニウさんとかは謎解きの説明とスタート位置へのランダムテレポートを担当していて、なかなかのハズレ枠である。
対して当たり枠な双子やブンは謎解きにおいて欠陥がないかの確認を担当している。
Meerの謎解きリレーはなかなかの好評であり、お昼になる頃には最後尾で1時間待ちとかだった。
流石にニウさんが魔力切れを起こすとやばいので魔力量の多い私やユカリが呼ばれて代行をすることも多々あった。
「よし、そろそろ休憩にしよっか!」
「そーだね」
「じゃあ僕は寝るんで休憩終わったら教えてください」
「うーい」
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それから30分ほど休憩を挟んだ後、再び再開するもまたもや休憩前同様の人気で9人では回しきれそうになかった。
「忙しくなってるのは人気が出てきてる証拠だけど…」
「「忙しすぎ!!!!」」
「あはは…確かにそうだね」
無事謎解きリレーが終わり、一息ついていると空間魔法を使ってユカリが来た。
「みなさんお疲れ様です、これ差し入れにどうぞ」
「え、わー!!!カリオのクッキーじゃん!!」
「毎度毎度ありがとね〜」
「いえいえ」
「にしても…こんなに人気が出るなんて…」
「びっくりだねぇ…」
ふう、と一息つきながら遠くを見る。
あとは投票祭を待つだけ。
ベストは尽くしたはず。
他のチームも時間がある時にちょくちょく覗いて見ていたがなかなかに人気があってどこもかしこも賑わっている様子だった。
投票祭の前にある事前投票では人気があり人数も多い別のチームがSternbildとなる投票予想になっていた。
ちなみにMeerは投票順位で言えば3位で初めてにしてはなかなかの成績だった。
「打ち上げはマイルでやろう!」
「いいねぇ!!」
「あそこ予約取れるかなぁ〜」
「今のうちにやっとけばいけるんじゃね?」
「よしニウさん任せた」
「ン!?!?」
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次回「結果発表〜ッ!!」(某芸人風)
今回内容薄くて短いのは仕方ないんだよ、
分けずに投票結果まで書こうとしたら繋がるの大変なんだよウンウン
てことでばいうに〜^ ^;