テラーノベル
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主な登場人物
主人公:ジョージア(ジョー)
他:アルメニア(アル)
アゼルバイジャン(アゼル)
モルドバ(モル)
ジョー「この家の平和は俺が守る!」
今日もかっこよくポーズをして、みんなの前で宣言する。しかし、みんなはいつも通り過ごすばかりで反応はあまりない。
リト「暴れすぎないでね…」
少し疲れ気味なのか、お茶を飲みながら軽く伝えてくれた。その手前で、それに気づいたベラが、ラトの手作りクッキーをいくらかリトに差し出す。
キル「おお〜!」
唯一大きく反応してくれるのはキルとカザ。カザは今は外に遊びに出かけているのでキルしか反応しない。だが、一人だけでも反応してくれるのであれば、俺はそれで大満足だ。
アル「アゼル。構って」
アゼル「…もう、俺の背中に張り付いてる時点で、構ってるだろ…」
アゼルの背中によじ登って、ひし…としがみつく。
アル(だって、アゼルは反応が楽しいんだもん。
_あ)
登っている最中、足を滑らせて後ろに重心が傾く。しかも手も離してしまった。
アゼル「!?アル_」
アル(これ、ヤバい_)
ぎゅっ…怖くなって目をつむる。しかし痛みはいつまでたってもこない。
ジョー「アル!大丈夫か!」
大きな声で耳がキンとする。…なぜかジョーの声がアルの下から聞こえる。ゆっくり目を開けて、声のする方を見ると、ジョーが下敷きになっていた。アゼルは、すごく焦っているみたい。
アゼル「アル!無事か!?…ジョーも、本当に助かった」
ジョー「なんてことない!」
ジョーは笑顔で、でも少し心配したような顔でアルの頭をなでる。すごく、安心したし、頼もしく見えた。
モル(…ラト、どこだろ。いや!さみしいわけじゃないし…)
軽く辺りを見回す。ラトはいない。と、肩を軽くたたかれる。誰かと思いゆっくり振り向くと、ジョーがいた。
モル「…なに」
ジョー「ラトはベランダにいたぞ」
モル「…あ、そう」
ジョーの手を振り払ってベランダに向かう。その途中、僕はジョーに聞こえるかギリギリの声量で言う。
モル「…ジョー。…ありがと…」
顔が熱い。お礼を言うってこんなに照れくさかったっけ…。でも、助けてくれたし…。
モル「…当分お礼なんて言いたくない」
しばらくの間、顔の火照りは消えなかった。
アル「ジョーいた!」
テチテチと小走りで俺の方へやってくる。
ジョー「む?アル!何かあったか?」
アルは少しモジモジしてから…。
アル「ジョー!ありがと!」
ジョー「…え?…あ!どういたしまして!もう大丈夫か?」
アル「うん。アルは大丈夫だよ。…ジョーは?」
ジョー「俺は大丈夫だ!アルか無事ならそれでいい」
それを聞いて、アルは少し視線を落として考えたあと聞いてきた。
アル「どうやったらジョーみたいになれるの?」
俺は軽く目を見開く。こんなこと言われるとは思わなかったから。俺は軽く笑って応える。
ジョー「助けたいと思ったら身体が動くのだ。それにアルも皆も大切な家族だ。守りたいと動くのは俺にとっては当然のことだ」
答えになっているかは分からない。でも、俺の本心はこれだ。
アル「…そっか。ありがと。…あ!アゼルー!」
アルはアゼルの元に戻る。家はいつも通り平和だ。
ジョー(フッ…流石俺!)
コメント
2件
一応全話目を通させていただきました!(もう少し深く読み込みたいのですが、目を通すだけになってしまい申し訳ない…!) 今回のジョーくんの口調のかわいらしさ、行動言動の頼もしさといったら…! 素敵な作品、わざわざご宣伝ありがとうございました~~!