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主な登場人物
主人公 ロシア
解説係 ウクラ
モゾ…バサッ…。眠気が覚めないまま布団から体を起こす。カーテン越しに日光が差し込み、少し眩しいが徐々に目が覚める。
ロシア「…朝」
まだ眠気は覚めきっていない。重たい目をコシコシとこすりながらリビングへと向かった。
ウクラ目線…
リト「あ、ロシア。おはよう」
リトのその言葉で僕の隣に座っていたベラがピクッと反応する。
ロシア「…お、はよ…」
ウクラ(あ…もうすぐだな)
と、僕が思った数秒後…。
ゴン…。
ベラ「!?」
ベラが驚いてバッとロシアの方を向く。
ウクラ「いつものことだから大丈夫」
ベラ(ロシア…大丈夫…)
エスティ「いつまでたってもベラは慣れないね」
向かいに座っていたエスティも、からかうように話す。
フラフラと歩くロシアは、まだ頭が完全に起きていない。だから毎朝、壁に頭をぶつける。いつものことだからもう慣れたけど、ベラはまだ慣れないみたいだ。
カザ「ロシア〜。じゃまだよ〜」
そう、ロシアは兄弟一身長が高い。だからこそ、この時のロシアははっきり言って邪魔なのだ。でも、
ロシア「…ごめん…カザ」
カザ「ううん!だいじょーぶだよ」
このポヤポヤロシア。略してポヤロシアは大型犬が落ち込んだかのようにしゅんとする。その様子がとても微笑ましくてあまり注意ができない。それにフラフラしながらも言われたら素直に動くのでそこまでしなくてもいい。
ウクラ「ロシア、こっち座りなよ」
空いてる席にロシアを座らせる。
ロシア目線…
ラト「ロシア。朝ごはん、何食べる?」
ロシア「…パン」
まだ、眠い。
ラト「パン焼けたぞー」
俺は少し眠い状態で頑張って身体を動かしてパンを取りに行く。
リト「飲み物はどうする?」
ロシア「…ミリュク…」
一同(え…!?)
ふと、周りの視線俺に向けられた気がした。何故なのか分からない。
ロシア(俺がミルクって珍しかったっけ…?)
パンとミルクを持って自分の席に戻る。軽くミルクを飲んでようやく完全に眠気が覚めた。と同時に、なぜみんなが驚いたのか気づいてしまった。俺はただ、固まることしかできない。
一同(あ…気づいた)
アル「ロシア、ミリュクって言ってたね」
アルのとどめの一言で、俺の顔は一ミリも動かないまま、ただ頬が熱くなる。
アゼル「アル!?」
ジョー「言ってしまったか」
俺は周りから来る温かい眼差しを向けられながら朝食を無言で食べるしかなかった。
ロシア(でも…安心するからいいか…)
少し恥ずかしいが温かい朝だと思う。