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おまけ
勇斗がいない、DAN!DAN!EBiDAN!収録日
スタジオ入り前に、超特急、M!LK、スパドラと列をなしていると
「えー!仁人くん、なんかいい匂いするっすね!」
悠がスンスンと鼻を鳴らしながら話しかけてきた。
「あぁ?うっせぇぞ悠。ちゃんと、並べ」
「ほんまや!じんちゃん今日いつもとなんかちあうやん!」
「なによぉ~吉田さん、色気づいてんのぉ~」
舜太と太智まで加勢してくる始末でうざすぎる!
「え、舜太も太ちゃんも気づいてなかったの?!てか、知ってる匂いだと思うけど」
「え!ちょっと待って!あるある!俺知ってるこの匂い!」
「舜ちゃん、ほんまにぃ~!えー!俺わからんわー」
「俺も、嗅いだことある気がするんですよ。最近…どっかで…誰かの家で…」
舜太、太智、悠が人の周りでスンスンと匂いを嗅ぎながらぐるぐる回ってくる。
「ほんと、やめろ。お前ら」
「あぁ!!思い出した!佐野くんの家だ!俺、この前遊びに行ったんすよ。んで、家具組み立てたときに香水の話になって!確か佐野くんの香水の匂いもこんなんでした!」
「ほんまほんま!はやちゃんと一緒!柔気づいてたんや!すごいな!」
「誰でも、気づくでしょ」
「なんでみんなわかんの?わからんわからん。こんなんわからんて~」
「いい匂いだったんで、欲しいな~って言ってみたんすけど「これはダメー」って言われちゃったんすよねー」
本人を置き去りにして盛り上がる4人に逃げ出したい俺。
「それじゃ、本番始まりまーす!スタジオへの移動お願いしまーす!」
スタッフからの声掛けで話が終わり安堵する。
勇斗に言われたからつけてみたけど、もう、絶対に、2度と、つけねぇ……
END