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北実side
寮がぐらっと揺れる。
北実「……うおっ!? なんだ!?」
南実「爆発……した?」
廊下に飛び出すと、他のメンバーも顔を出していた。
米太「Hey!! いま絶対なんか爆発したよな!? 絶対したよな!?」
海斗「お前の声のほうが爆発だろ…」
中庭の方から煙が上がっている。
陸斗「……エイラの小屋の方向だ。急ぐぞ。」
小さな魔術小屋の扉がギィッと開き、
すすだらけのエイラがよろよろ出てくる。
エイラ「けほっ……お、おはようございます……」
北実「大丈夫か!?」
南実「顔まっ黒!」
エイラは両手をふって笑った。
エイラ「す、すみません……魔法の実験をしていたら……その、思ったより出力が上がってしまって……」
空斗「でも怪我してなくてよかったね!」
エイラはこくこくと頷いたあと、
ふいに目を輝かせて、ぴょんっと立ち上がる。
エイラ「そんなことより!!みなさん!! すぐに城に行きますよ!!!」
南実「えっ、なんで?」
エイラは一瞬言いかけて口をつぐんだ。
そして、にへっと笑う。
エイラ「内緒ですっ!」
米太「なんでそこで可愛く内緒にすんだよ!? 気になるわ!!」
国雲「余計に怪しいアル…」
エイラは胸の前で両手を組んで、
身体をゆらゆら揺らしながら言う。
エイラ「でも……とにかく! 行けばわかります!わたし、とっても楽しみにしてたんです。だから早く行きましょう!!」
空斗「めっちゃワクワクしてる……」
北実「いや絶対何かあるじゃん……」
陸斗はため息をつきながらも微笑む。
陸斗「まあ、彼女がこれほど嬉しそうなのだ。悪いことではあるまい。」
エイラ「はい! じゃあ準備できたら出発です!」
そう言うとエイラは、
顔についたすすを払い落とす。
エイラ「……よし。では行きましょう!」
エイラはスキップするみたいに足取り軽く、
城の方へ先に歩き出す。
その背中は期待と嬉しさでいっぱいだった。
北実(……なんだろう。ちょっと気になるな。)
米太「絶対なんかスゲーのがあるやつだこれ!!」
──こうして俺たちは理由を知らないまま城へ向かうこととなった。
エイラが嬉しそうに先を歩き、
俺たちは「なんだろう……?」とざわざわしながら後をついていく。
南実「そんなに楽しみなことってなんだろ……」
空斗「エイラちゃん、ずーっとウキウキしてるね!」
米太「めっちゃ気になるんだけど!!」
国雲は無言のまま(?)と首をかしげていた。
そんな時──
石畳を歩く一行の前に影が現れる。
日向「……あれ?」
黒に近い黒のマント。
大きな翼をたたみ、角を持つ男──
レイヴン・ブラッドが、
城門の手前の木陰に寄りかかるようにして立っていた。
南実「おっ……昨日の魔族の人……」
レイヴンは全員の視線を受けても、ほとんど動じない。
レイヴン「……来たか。」
エイラ「レイヴンさん! おはようございます!」
レイヴンはゆっくりとエイラを見る。
レイヴン「行くんだろ。城へ。」
エイラ「はいっ! 今から向かうところです!」
北実「え? もしかしてレイヴンも行くのか?」
レイヴンの黒い瞳が俺をちらりと見た。
レイヴン「ああ。俺も呼ばれている。」
日向「え、理由知ってるんですか!? 教えてください!」
レイヴン「……さあな。」
レイヴンはあからさまに話を切った。
そのまま一行の進む方向に歩き始める。
エイラはくすっと笑いながら言う。
エイラ「レイヴンさん、いつもこんな感じなんです。でも今日はちゃんと来てくれるんですね!」
レイヴン「……必要だと言われたからな。」
米太「必要ってなんだよー!!」
国雲「また秘密アル……?」
清雨「まあ、焦っても仕方ないアル」
俺はレイヴンの背中を見ながら思う。
北実(レイヴンが必要って、どういうことだ……?)
エイラはスキップするように歩きながら振り返り、
エイラ「もうすぐです! 行きましょう!」
と、キラキラした笑顔で言った。
こうして一行は、
理由を知らない人間たちと、知っているレイヴンの沈黙を含んだまま
城へと向かっていくのだった。
高い塔の影が伸びる城の中庭に入った瞬間、
エイラはぴたりと立ち止まり、
くるりと振り返った。
その顔は、これ以上ないほど嬉しそうだった。
エイラ「みなさん! 実は……今日は、とっても大事な日なんです!」
米太「お、おお……なんかテンションすごいぞ!?」
南実「うわ……なんか嫌な予感……」
日向「いえ、エイラさんの顔見る限り、悪いことじゃないと思いますよ?」
レイヴンは腕を組みながら、
「やっとか」とでも言いたげな表情で黙って見ている。
エイラは胸の前で両手をぎゅっと握りしめると、
はっきり、ゆっくりと言った。
エイラ「……この世界の人には皆、1人につき一つだけ『固有スキル』 という特別な能力があるんです。」
北実「……固有スキル?」
エイラ「はい! 生まれた時に必ずひとつだけ与えられる、その人だけの力。戦闘向きのもの、生活に役立つもの……種類は様々です!」
日向「な、なんかRPGみたいですね……!」
国雲「面白そうアル!」
南実「…でも、そういう大事な説明もっと早くしてよ……」
エイラは舌をぺろっと出して笑う。
エイラ「えへへ……すみません。だって、今日みなさんに調べてもらう日なんです!だから直接言ったほうがワクワクするかなって思って!」
米太「今日……ってことは……」
エイラ「はいっ! みなさん勇者として召喚されたので、どんな固有スキルを持っているかを計測することになりました!」
北実「スキル……俺たち、何を持ってるんだろう……」
空斗「楽しみだね!」
零王「ボクも気になってたんね!」
レイヴンがふっと視線を落とした。
レイヴン「……固有スキルは、その者の本質に応じて与えられる。勇者なら──普通とは違うものを持っている可能性があるな。」
南実「普通じゃないって言われると不安なんだけど……!」
エイラは城の奥へと続く扉を指し示した。
エイラ「では皆さん!固有スキル測定室 へ向かいましょう!」
わくわくしている者、
緊張している者、
そして何よりエイラが一番嬉しそうに──
いよいよ、
俺たちの唯一無二の能力が明らかにされようとしていた。
室内は白い光に満ちていた。
床には円形の魔法陣が刻まれ、中央には透明な水晶柱。
淡い魔力が脈動している。
エイラが満面の笑みで振り返った。
エイラ「それでは、勇者のみなさんの固有スキル、いよいよ測定開始です!!」
エイラ「ではまず北実さんお願いします!」
北実「わかった。」
俺が魔法陣に足を踏み入れた瞬間、
水晶柱がふわりと光り、部屋の空気がぴん、と張り詰めた。
水晶柱が強く発光する。
ゴォォォッ……!
まるで重さそのものが揺らぐような、不思議な波が広がる。
魔法陣の縁に文字が浮かび、ひとつの語が浮かび上がる。
日向「質量……? 重さということでしょうか?」
エイラは目を輝かせて説明した。
エイラ「はい!北実さんは、触れた物の重さを自由に変えられる能力のようです!」
米太「え、めっちゃ強くないか!? 武器とか軽くできるんじゃ……!」
国雲「敵の武器を逆に重くするとかもできそうアルね!」
レイヴンも珍しく肯定する。
レイヴン「応用次第で戦闘にも作業にも使える。勇者向きの良スキルだな。」
俺は驚いたように手を見つめる。
北実「……俺、物作り好きだけど……重さを変えられるなら、いろいろできるかもしれないな。」
南実「北、やばいじゃんそれ。」
俺は照れ隠しのように苦笑した。
次に南実が魔法陣へ進む。
南実「はぁ……なんか嫌だなぁ……変なの出たらどうしよ……」
エイラ「大丈夫ですよ! 変なスキルなんてありません!」
レイヴン(いや、なくはないんだが……)
再び水晶柱が光り出す。
キィィィン!
先ほどとは違う、鋭い風の流れのような波が走った。
光文字が浮かび上がる。
南実「速さ……ってこと?」
エイラ「はい!南実さんは物体の速度を変える力を持っているようです!速くも、遅くもできるタイプですね!」
南実「え、僕そんなカッコいい能力なの!?」
米太「いや普通に強い! めちゃくちゃ強い!」
北実「……速さを変えられるなら、俺のスキルと組み合わせられるかもな。」
国雲「たしかに、質量と速度は兄弟で相性抜群アル!」
零王「物を爆速にしたり、逆にスローモーションにできるんね!」
南実「……なんか急にテンション上がってきたんだけど!!」
エイラはぱんっと手を叩く。
エイラ「お二人とも、とっても優秀なスキルでした!さすが勇者のみなさんです!!」
レイヴン「次は誰がいく?」
日向「じゃあ、次は私が。」
エイラ「はい、日向さんお願いします!」
日向が魔法陣の中心へ立つ。
途端に今までと違う、静かで落ち着いた気配が室内に広がった。
レイヴン「……面白い魔力の流れだな。」
水晶柱が柔らかい光を放ち、
その光はまるで周囲を包み込むように広がっていく。
スゥゥゥ……。
激しさも派手さもない。
けれど、どこか「安定」した、不思議な力。
魔法陣に文字が浮かび上がる。
日和「制御……?」
エイラが微笑む。
エイラ「日向さんの能力はあらゆる力の暴走を抑えたり、働きを弱めたりできる制御能力のようです!」
南実「え、そんな万能?!」
北実「能力の暴走とか、敵の能力の抑え込みか。かなり重要だな。」
米太「ていうか、味方が暴走した時止めてくれるの心強すぎる!」
日向はぽりぽり頭をかきながら軽く笑う。
日向「いやぁ……そんな大層な力じゃありませんよ。」
レイヴンがふっと笑う。
レイヴン「暴走を止められるというのは、この世界ではかなり心強いものだ。誇れ。」
日向「……そうですか。じゃあ、ありがとうございます。」
エイラは輝く目でうんうん頷いた。
国雲「よーし! 次は我が行くアルよ!」
勢いよく手を挙げ、そのまま魔法陣へ。
南実「国雲って能力何になるんだろ……怖いんだけど……」
米太「絶対変なの出るだろ……」
水晶柱が光り始める。
ピキ……ピキピキ……。
空気がほんの少しだけ歪む。
景色が揺らいだような、揺らがなかったような。
レイヴン「……ほう、そう来たか。」
エイラ「これは……本当に珍しいタイプです!」
魔法陣に文字が浮かぶ。
日向「物理改変……具体的には何ができるんですか?」
エイラが説明する。
エイラ「えっと……国雲さんは物理法則をほんの少しだけ曲げる力みたいです。」
南実「たとえば?」
エイラ「例えば、落ちるはずの物が1秒だけ落ちないとか、水がほんの少し逆流するとか、重力が少し弱くなるとか……そんな感じですかね。」
北実「小さなズレが積み重なれば、大きな効果にもなるな。」
国雲は胸を張って得意げ。
日向「でもほんとに便利そうですね、これ。
」
レイヴンも頷く。
レイヴン「戦闘だけでなく、日常でも応用が効く。地味に見えて、実は万能型のスキルだ。」
国雲「ふふん、わかったアル?つまり我は最強ってことアル!」
次に日和が元気よく手を挙げ、ぴょんっと魔法陣へと飛び乗る。
明るく無邪気な動きなのに、不思議と場がぱっと明るくなる。
淡い桃色の光が魔法陣から広がり、
光の粒がきらきらと舞い上がる。
その色合いは生命を連想させる柔らかな光だ。
水晶柱がふわりと揺れ、
すぐに、ふわっと猫の耳と尻尾が日和に生える。
国雲「……お、なんか可愛いの出てきたアルね!」
魔法陣に文字が浮かび上がる。
北実「猫……?」
エイラはぱっと笑顔になる。
エイラ「はいっ!日和さんは自分と家族を猫の姿へ変える力を持っています!」
南実「猫!? 人を!?」
エイラは丁寧に説明を続ける。
エイラ「変化には段階があります。人間 → 獣人 → 猫。この三段階です!」
エイラ「ただし、完全に猫にできるのは日和さん自身だけで、家族の場合は獣人までの変化になります。」
日和「じゃあ、ちょっとだけお兄ちゃんを──」
日和がそっと指を動かすと、
日向の耳がふわりと猫耳へ変化した。
国雲「おー!! 白い猫耳似合ってるアル!!」
嗣行「兄妹セットで猫耳だな。」
エイラは微笑む。
エイラ「変化の精度、とても高いです。対象の指定も安定していて、暴走の気配もありません!」
日和は胸を張って笑った。
日和「えへへ……よかった!」
日向「日和、早く戻してくれませんか…」
日和「あ、そうだった!」
ちょんと指を振ると、日向の耳は元どおりに戻った。
エイラ「日和さんの能力は、姿を変えることで身体能力を強化し、仲間をサポートできます。今後の活躍がとても楽しみですね!」
日和はにこにこしながら小さくうなずいた。
日和「うん! 私、もっと上手に使えるように練習する!」
次に落ち着いた足取りで陸斗が魔法陣に入る。
年齢は若返っているとはいえ、立ち姿はやはりどこか威厳がある。
陸斗「では、失礼する。……私の番だな。」
水晶柱が静かに脈動し、周囲がしんと静まる。
その瞬間、ふわっと柔らかな緑色の光が陸斗の身体から立ち上った。
魔法陣に文字が浮かび上がる。
海斗「兄さんらしいな……確かにそういう落ち着きあるよな。」
日向「生命エネルギー……ってことは、敵の発見もできるんですかね?」
エイラ「はい! 気配を完全に消す相手でも、生きている限り見つけられます。仲間の捜索にも最適です!」
陸斗は穏やかな目をして頷いた。
陸斗「……皆の命を守るために使えるのなら、これほどありがたい力はないな。」
レイヴンも「良い能力だ」と満足げに微笑んだ。
海斗「……じゃ、次は俺が行くか。」
魔法陣に立つと、それだけで空気がシャキッとした。
水晶柱が細やかに点滅し、無数のデータが流れるような光が立ち上る。
日向「おお……すごく強そうです!」
南実「え、海斗さんって頭良さそうだと思ったけど……能力もそのまま!」
エイラが説明する。
エイラ「戦闘中の敵の魔法の動き、性質、弱点……それから地形の情報まで、瞬時に解析できる能力です!」
米太「それ完全に参謀ポジ! いやガチ便利!」
海斗は少し照れたように肩を竦める。
海斗「ま、役に立つならいいけどな。……兄さんと協力すれば、探索は完璧か?」
陸斗「そうだな。頼りにしてるぞ、海斗。」
兄弟で軽く微笑み合う姿がまた良かった。
空斗「よーし! 次は僕!」
陽気な空斗が飛び跳ねながら魔法陣へ。
水晶柱がカタカタと揺れ、
まるで無生物がざわめいているように、部屋の小物がわずかに動き出す。
北実「無生物を……操る?」
エイラ「はい!空斗さんは生きてない物ならほとんどなんでも操れます!しかも精密な操作もできるみたいです!」
空斗はすごく嬉しそうに笑った。
空斗「やば! これ絶対楽しいやつ!」
海斗「戦闘支援にも強いし、偵察にもいいな。」
陸斗「空斗の性格に合っている。……良い能力だ。」
空斗は親指を立てて「任せて!」と笑った。
翡翠は小さく深呼吸して、そっと魔法陣へと足を踏み入れた。
子供ながら芯の強さを感じさせる歩き方だ。
エイラ「翡翠さん、緊張しなくて大丈夫ですよ。ゆっくりで。」
翡翠「……うん、頑張る!」
魔法陣が淡い青緑色に輝き、
まるで環境そのものが翡翠に寄り添うような波紋が広がった。
水晶柱がじわり……じわり……と色を変えていく。
他の人のときのように一気に発光するのではなく、
徐々に変化していくのが特徴的だった。
レイヴン「……この反応、珍しいな。」
日向「なんかゆっくりですね?」
魔法陣に名前が浮かび上がる。
北実「適応……?」
エイラ「はいっ!翡翠さんはその場の環境に徐々に合う力を持っています。」
エイラは続けて具体例を挙げた。
エイラ「たとえば、弱い火のそばに1分いると、火の熱に適応して弱い火なら触れても大丈夫になります。さらに水中、寒さ、毒、衝撃などにも適応できます!」
南実「すご…! でもずっと強いものに触ってたら?」
エイラ「適応には段階があるので、いきなり強い火、強い毒などは危ないです。弱いものから慣らしていかないといけませんね。」
翡翠はそっと自分の手を見つめた。
米太「おぉぉぉ〜ッ! それ、実戦だと最強じゃん!?Adaptation! 超COOL!!」
清雨「環境を味方にする……中々やるアルな。」
日向「翡翠くん、頼りになります!」
翡翠は嬉しそうに反応する。
翡翠「ほんと⁈ヒスイすごい?じゃあヒスイも、みんなと一緒に戦えるようにいっぱい練習するね!」
エイラも嬉しそうに頷く。
エイラ「翡翠さんの能力は、時間をかければどんな環境にも強くなる力です。きっと、パーティの生存能力を大きく上げてくれますよ!」
次に国雲の兄、湾海が静かに歩み出る。
普段はおっとりして見えるが、今回ばかりは少し緊張しているようだ。
湾海「……よし、行くよ。」
魔法陣が淡い青緑色の光を帯びる。
まるで心そのものを映し出すような優しい揺らぎ。
水晶柱に新たな紋が浮かぶ。
南実「オーラ……?」
エイラ「湾海さんは、人のオーラ──つまり感情、体調、状態まで分かる能力です!」
レイヴン「それによって偽物と本物を見分けられるのも強いな。」
湾海は少し照れくさそうに笑った。
湾海「暴走してる人とか、疲れてる人とか……それに早く気づいてあげられるってことなら、悪くないよね。」
清雨が腕を組んだまま、ほんの少しだけ誇らしげに頷く。
清雨「……湾海、案外優秀アルね。」
湾海「爸爸、素直に褒めてよ……!」
最後に清雨が魔法陣に進む。
少しトゲのある話し方とは裏腹に、歩き方は堂々として威厳に満ちていた。
清雨「……さて、我の力を見せてやるアル。」
魔法陣が暗い灰色に染まり、
一瞬、煙の幻のようなものが立ち上る。
米太「うわっ⁈ 何⁈」
魔法陣に文字が走る。
南実「煙……?」
エイラ「清雨さんは煙を完全に操る能力です!撹乱もできますし、煙を固めて武器や物体を形作ることもできます!」
レイヴン「応用範囲がかなり広いな。」
清雨は薄く笑った。
清雨「フフ……煙は自在。姿を隠すも、道を作るも、攻撃も……何でもできるアルね。」
湾海「お父さん、悪役みたいだよ……」
清雨「息子の前でカッコつけて何が悪いアル?」
零王「早くボク達もやりたいんね!」
利亜「ボクも!」
南実「みんなけっこう違う能力なんだね!」
日向「それでも、それぞれがそれぞれ役立つ能力です!」
エイラ「ふふふ…これは研究のしがいがありますね…!」
今回はここまでで区切ります。
なんでかって?
全員分入れたらめちゃくちゃ長いからです。
あと、読んでてすごく飽きます。
なのであと2つくらいに分けます。
それでは、次回をお楽しみに〜
to be continue
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