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第三章 決別あるいは再起動
!注意!
・旧d!の二次創作です。
・実在する人物、場所とは一切関係ございません。
・いつもより純度高めのつもりです。
・死ネタ、自殺を誘発する発言、殺人表現等が含まれます。
・喘ぎ、濡れ場等はないです。
・ただの読み物として見ていってください。
第三章 決別あるいは再起動
そこから俺は、グルちゃんに一連の出来事を全て話してもらった。
グルちゃんが無理心中をして、俺が死にきれなかった為に今際の際にいること、このままだと魂ごと消えてしまうこと。
あとは、二人で生きて帰る方法はないことなど、忘れていたことから知らなかったことまで全て言ってもらった。
悲しげに、時折鼻をすすりながら。
思い出せそうでもあり、あまり覚えてもいないような朧げな記憶は、まるでこの光景を現しているかのようだった。
俺とグルちゃんの、絶対に思い出さないといけない記憶なんだ、と強く思った。
なんとなく覚えてはいるが、はっきりは思い出せなくてどうしようもない胸騒ぎがする。
ut「そっかぁ…もうあの家にも帰れないんだね…」
gr「嗚呼…」
ut「寂しくなるなぁ…グルちゃんもでしょ?」
gr「…大先生は、怒らないのか…?」
gr「俺が全て悪いのに、お前を殺そうとしたのに」
ut「いいよ、死のうとしたのはグルちゃんが悪いわけじゃないし」
ut「それに、俺はグルちゃんについて行くって決めたからね」
gr「…」
ut「俺はこのまま死ぬの?」
gr「ここに留まればばいずれ本体が死ぬだろう」
gr「だが、今すぐ戻れば、目が覚めて俺とはお別れになるだろうな」
ut「ッ!…それは嫌だ!」
ut「二人で帰る方法はホントにないの?」
gr「無いな。俺が探した限りは」
ut「俺も手伝うから一緒に探そ?」
悔しそうに俯くグルちゃんの手を握りながら、必死になって頼んだ。はハッピーエンドで終わるって信じていたから。
信じていたかったから。
でもシナリオ通りにいかないのが俺達の人生。
思い通りにも予想通りにもならない。
gr「残念だが方法はない。断言できる」
ut「なんでッ」
gr「俺はここに16年留まっていたからな」
言葉が出なかった。
少し誇らしげに、でも諦めや失望のような感情もよく読み取れる。
グルちゃんがこの間にどんな事を思って、どんな事をして過ごしていたかは分からない。
だが、 16年というあまりに大きい数字には、ハッピーエンドで終わる方法がないという言葉の説得力を増すには十分だった。
gr「大先生は、どうしたい…?」
急にそんなことを言われても、返事に困る。
そういえばグルちゃんはそんな人だったな、なんて思い返しながら、ろくに回らない頭で必死に返事を考えた。
ut「さっきも言ったでしょ、グルちゃんに付いてくって」
gr「…そうか」
ぶっきらぼうだけど、何処か嬉しそうに言い放つ彼はやっぱり自慢の恋人だ。
困難です~~(かいてんでっす!!)
純愛もたまには良いよね
たまには、ね。
俺はリョナラーなんだよ……!!!!
コメント
1件
うわああああ第三章、重すぎて泣いたよ😭💦 グルちゃんが16年も必死に方法を探してたのに、それでも「ない」って言い切るところが辛すぎる……でも「付いてく」って言い切る大先生の強さ、めっちゃ尊い。ぶっきらぼうだけど嬉しそうなグルちゃんもずるいよ、エモすぎるよ!! この絶望の中でしか見えない絆が尊すぎて心臓ギュッてなった……次の話も読みたい……!!