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ATTENTION

❀これは某実況者グループ様のお名前をお借りしたものですご本人様には一切関係ございません

❀ご本人様関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい

❀登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています

❀軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください

❀作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです (エセ関 西弁)

❀あくまで作者の自己満ノベルです

❀オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません あくまでフィクションです。

❀誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります

❀誤字脱字は友達、語彙力は帰ってきません。


第6話 シコウサクゴ


コンコンコン

[…ん、はい]

扉がノックされる音で目を覚ます、そこは私の部屋だった、しんぺい神様が連れてきてくださったのだろうか、頭を働かせて、体を起こす、少し髪を整え、扉を開ける

ガチャ

「お、寝起きか?夕飯の時間やから呼びに来たわ」

[あ、ありがとうございます…行きましょうか]

扉を開けると、少し微笑みながら、トントンさんがそういった、よく分かるな、そんなに寝起きの顔してました?

「そういや、シャオロンが雅に敬語外して欲しいって騒いでたわ、もちろん俺と話す時もタメ口でええんやけど」

「もし、嫌じゃなかったら、敬語取って話したってくれんか?」

[う、うん…分かった…頑張る]

一日そこらで終わるお祓いの依頼では絶対にない展開なのである、どうしても、長期間一緒にいるとなれば、このような提案はよくあることなのだ。

「wがんばれ」

この笑い方は、既に信用されているのだろうか

[あの]

「ん?」

[……….]

[…やっぱりなんでもない]

「言いたいことがあるなら、なんでも言ってええよ?帰りたいって願いは聞けへんけど」

[まぁ帰りたいのは山々だけど…]

[…私って、もう信用されてたりするのかな]

「信用、ね…せやなぁ、俺はもうこの目で見とるからな、それに、初日からの徹底ぶりで俺は怪しむのやめたわ」

[…そっ…か、良かった]

「なんかあったん?」

[いえ、そういう訳じゃ、あまりにも良くしてくれるから、少し気になって]

「なら良かったわ、もしウチのメンバーになんかされたり言われたりしたらすぐ言ってな、俺から叱っとくから」

[…ありがとう]

[………..]

「そういや、まだグルさんと会ってへんよな」

[そうだね、依頼人の方とは一度は必ず顔を合わせる決まりだから、よろしくです]

「わかったわ、飯の後にでも伝えとくわ」

[頼みます]

「あぁ….今更やねんけど」

[うん?]

「雅って…背高いよな、170あるんちゃう?」

[あ、靴が厚底だから実際は164cm、靴で6cm盛ってる]

「6cm…?それでよう歩けるなぁ…」

[へへ、ありがと]

「あっ、靴から鈴の音なっとるんやね、歩くたんび鳴っとるからどこに着いとんのか気になっとったんよな」

[横から見ると分かるけど、小さめの鈴付いてる]

「なかなか独特なデザインやね…」

[神を信仰するなら形からってことで、こうなったって聞いた、少し前に]

「へぇ…なかなか大変なんやね」

[うん…結構ね]






しばらく話をして、食堂に着く、中に入ると誰かが一直線にこちらに向かってきた

「一緒に飯食おや!」

シャオロンさんだ

[あっうん、もちろん、一緒に食べよ]

「タメ口…めっちゃええやん、ずっとそれな!よっしゃ、飯取り行こーぜ!」

[う、うんっ]

ちらりとトントンさんの方を見ると、腕を組んでうんうん、と頷いていた、行ってきます!!

「今日は肉じゃがやって、めっちゃ美味しそう」

[実家を思い出す…]

「せやろなぁ」

食事が乗ったトレーを手に取り、彼の後を着いていく

「ロボロ、連れてきたで」

「ん!?ゲホッゲホッちょッ…事前に言ってッ…ゲホッ..」

「ww」

[w..天乃くん…よりロボロの方がいいよね、ロボロ、久しぶり]

「ケホッ…みっともない姿見せてすいません…お久しぶです、雅様…会えて光栄です」

[ふふ、大丈夫、お隣失礼するね]

「ど、どうぞ、座ってくださいっ」

「態度の変わり様が激しいなぁw」

「おめぇは黙っとけ、無礼やぞぉ」

「…な、シャオロン」

「ん?」

「ちょっとええ……?」

「おん、ええけど」

「すいません、少し席外します…」

[うん、大丈夫だよ]

「ありがとうございます」

そういうと、私から少し離れた場所に行くと、ロボロがシャオロンさんに何かを耳打ちした。後、ロボロだけがこちらに戻ってきて、シャオロンさんは別のところに行った。

[……]

「お待たせしました、少し話をしたかったので、シャオロンとの食事はまた別の機会にお願いします…」

[わかった、大丈夫だよ、座って]

「はい」

[今日夜は特になにも無いの?]

「はい、特に何も、なので話がしたくて…」

[そっか…それならよかった、話ができて]

「はい…9年ぶり…ですか」

[…もうそんなにたったのかぁ、早いね]

「…そうですね」

「…雅様」

[うん?]

「聞きたいことが、あるんですけど」

[いいよ、なんでも聞いてごらん]

「ありがとうございます、今回お祓いをなされにいらっしゃったんですよね」

[うん]

「…俺、自分に取り憑いてる妖を祓えたりするんでしょうか」

[あぁ、はっきり言ってしまえば…現段階では無理だね、妖力は使えるようになった?あと、それ以前に妖は見える?]

「ある程度、妖は見えます」

[じゃ1個問題、あそこ、窓の付近を彷徨いてる妖は何体いる?]

「…..4」

[うん、中級のBくらいまでなら見えるみたいだね、あそこにあと2体、中級のAがいる]

[でも、すごいね、危ないから後で祓っておこう]

[だがしかし、残念ながら君についている妖は上級のS、妖を目視できなければまず祓うことは不可能、妖も避けるからね]

「…妖が見えるようになるには、何をしたらいいですか」

[見えるように、か、後天性では難しいし時間がかかるが、妖と対峙することだね、何度も何度も]

[ランクは低くていい、下級でも、C、Bクラスでもいい、妖を知るんだ]

[あと単純に目を大切にして、画面を見すぎたり、目に傷をつけたりしては駄目]

「…分かりました、頑張ります」

[うん、頑張って]

「…ありがとうございます」

[あとは、妖力に関してだけど、食事の後、あそこの妖を祓うついでに、君の力を見せてもらおうと思う、それでいいかな?]

「はい、承知しました」


しばらくして

[よし、行こうか]

「はい」

食事を終え、食器を片付けた後、彼と一緒に屋外へ出る。



[とりあえず、やってみて]

「やってみます…..」

彼はどことなくぎこちない動きで手をかざすと、力を込め、勢いよく妖力を放つ、ビリビリとした力がこちらにも伝わる。だが、まだ弱い、自分の力を扱い切れていないし、力を出し切れてもいない。

[………..]

下級の妖は消え、虚空へ消えていく、中級妖は迷惑そうにこちらを睨んでいた。

「ど、どうですか…?」

[…及第点といったところかな]

「そ、そうですか…」

[あぁ、落ち込むことは無いよ、そこそこできている、続けていればいつかさらに強い妖を払うことが出来るようになるよ]

[だから、大丈夫]

「分かりました、頑張ります」

彼は顔を上げて、そう意気込む、やる気十分、素人の祓い屋にしてはよくできている、これなら、確実に彼は強くなる。

[…そうだ、手より、声に力を入れてみてもいいかもね]

[試しにやってみせよっか]

「声…ですか?」

[そう、見てて]

御幣を取り出して、妖に向け、声を張り上げる

[…]

[“解”]

妖そこにいた妖は全て消えていく、力加減を間違えてしまった。

[…すまない、全部祓ってしまった]

「…..す、すごい…..かっこいい!です!」

ひらりと捲れた彼の雑面の下から、キラキラと輝く桃色の瞳が覗く、なんて希望に満ちた瞳なんだ。

[…ふふ、そう?なら良かった]

「はい!」

[少し探そうか、妖を]

「いいんですか?ありがとうございますっ」

[うん、行こ]



「…..雅様は、いつ頃妖力を授けられたのですか?」

[いつ…..か、気づいた時には扱えてたから、生まれつきのものかな、妖が見えるのも生まれつき]

「…..それでは、まるで僕とは天と地の差じゃないですか」

[…残酷なことを言えば、それは事実だ、先天性と後天性では天と地の差がある]

[だがね、ロボロくん、報われるまで努力するしかないんだ、私だってそうしてきた、…上級の妖を払えるようになったのは、相当な、時間が必要だ]

「相当な…僕、雅様がいる期間でほんとに自分の……」

[..そのことに関しては….期待させてしまって悪かった、今回ばかりは私が祓わせてもらう]

「……いいえ、大丈夫です」

[私が帰ったあと、もしメンバーに取り憑いた妖がいたら、祓ってほしい、彼らの専属の祓い屋になってくれ]

「はい、頑張ります」

[あと、今年は巫女舞があるから見に来てよ、絶対]

「メンバー全員連れて行きますね」

[ぜ、全員…軍は大丈夫なの?]

「一般兵が優秀なので大丈夫です、ぜひみんなで行かせてください!」

[そっか、それならよかった]

また、憧れるようなキラキラとした桃色の瞳、この瞳が雲れば、妖なんて一撃で倒せるのでは?

[あっ…妖、いるよ]

「み、見えます!…薄いですけど…w」

[経験値の吸収が早いね、さっき見えた妖よりもひとつランクが上だ、よし拘束するからやってみて]

「ありがとうございますっ」

[“進退維谷”]

[いつでもおっけー]

「はい、なんて言ったらいいですか!」

[私と同じでいいよ、やってみて]

「分かりました」

先程と似たように、手をかざし、息を吸う

「”解”!」

張り上げられた声は、妖力となって妖に当たる、祓いきることは、できなかったか。

[…すごいね、本当にすごい]

[んん゛]

[“解除”]

御幣を取り出し、今にも消えそうな妖の傍に行き、軽くぽんと妖を叩くと、はらはらと消えていく

「な、なんですかその特殊能力……」

[これは御幣の力、あくまでね]

「なるほど…」

訓練を初めて1時間と少し、これ程の成長があるとは、もう〜嬉しくなっちゃう〜

[でも〜めっちゃすごい!素質あるよ〜ロボロくん!]

なんだかテンションが上がって、彼の肩に腕を回す、小さく呻くような声が聞こえたが、気のせいだ、私は今とても気分がいい。

「あっ…ありがとうございます…//嬉しい…です」

[そうだ、屋上に行こう、夜のあぁいう場所は妖が溜まりやすい]

肩に腕を回したまま彼の方を見ると、頬を赤くして少し俯いている、ハッとして腕を放し少し離れる

[あ、ごめんごめん、テンション上がっちゃって]

「いえ..大丈夫です…//…行きましょ」





〜屋上

「ほ…ほんとに、多いですね」

[うん、あぁ、怯んではいけないよ、取り憑かれてしまうからね]

「何体かいっぺんに取り憑かれることもあるんですか?」

[もちろん、あるよ最大でも5体くらいかなぁ]

「そんなに!?」

[特殊な例もあるが、基本はそうだね]

彼の大きな声に反応して、数体のあやかしがこちらを見る

[よし、じゃあもう一度やってみようか…そうだな、試しに1度雑面を外して妖を祓ってみて]

「?わかりました」

もしかすると、彼の目に力があるかもしれないから

[さ、やってみて]

「い、いきます…」

「”解”!」

違う、やはり違う

[やっぱり…..]

「ど、どうですか!」

[うん、さっきよりも祓えている]

[その理由を話してあげよう]

「はい」

[単刀直入に言うと、目だ]

「….目…ですか」

[あぁ、目に力がある、君の家系は特殊だからね]

「…..そういえば」

「数十年前、我が家でも妖祓いをしていた方がおられた…..というのは、聞いたことがあります」

[うん、その通り、だがその後天乃家のお祓いが衰退してしまってね、今では後継者がいなくて行われていない]

「…..そうだったんですね、自分の家系のことなのに…なんもわかってないなぁ…」

[気負うことはないよ、君が産まれる前の話だからね]

「そう…ですか」

[うん、そうだよ]

[もし、私が帰ったあと、お祓いをすることになったらその雑面を外すといい]

「わ、わかりました」

[よし、屋上のを祓ってしまうから少し待っててくれ]

「はい」

[かっこいいし強力だからやっているんだけれど、こんな祓い方もあるんだ、見てて]

「かっこいい…..?」

刀に手を掛け、妖力を込める

[“鏡花一閃”]

刀を一振、一筋の光が稲光の如く煌めきを放つ

妖は一瞬にして虚空へと消えていく

[どう?かっこいいでしょ]

「か…かっこいいですっ…!めちゃなんか、す、すごかったです!」

[ありがと、そろそろ戻ろうか]

「はい!」







「試行錯誤」

一度失敗しても、また別の方法で、何度も繰り返し、適切な方法と結果を得ること。









To Be Continued

祓い屋と14人の幹部達

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