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表の顔は高校2年生。名前は立花優里。裏の顔は殺し屋コードネーム「花鈴」。
「お母さん、ただいまー!」
「おかえり!優里!今日のテストどうだった?」
「まあまあかな。」
「そっか。」
「部屋に行って勉強してくるね」
私が殺し屋をやっていることは両親も知らない。私がなぜ殺し屋をやっているかって?それは、お兄ちゃんの敵を取るため。お兄ちゃんもかつて殺し屋だった。私と同じ組織「スネイク」に所属していた。コードネームは「雪彪」。でも、ある日突然誰かに殺されてしまった。その情報はどこにもない。だから、同じ組織に所属すればお兄ちゃんを殺した犯人を突き止めることができるかもしれないと思い、殺し屋をやっている。
「長峰さん、ただいま戻りました」
これからミーテイングだ。私は「スネイク」の椿支部に所属している。そのメンバー会議だ。
「学校お疲れ様。では、全員そろったので会議を始める。今来ている依頼は4件だ。2件は政治家の暗殺、1件は元彼の復讐の暗殺、1件は悪徳ホストの暗殺だ。」
「期限はいつまでですの?」
「今週中に終わらせろとの依頼だ。」
「短期決戦ですわね。」
「ああ。では仕事の分担を行う。」
チームメンバーは私を含めて8人。空手の竜也、忍の陸人、ハンターリカオン、スナイパーの春斗、美の妖怪桜子、舞う剣豪長峰蓮花だ。
「政治家の暗殺は忍の陸人が最適だろう。陸人、お願いしてもいいか?」
「わかりました。2件とも私がやるのですか?」
「ん〜、春斗、陸人といっしょに2件やってくれないか?」
「俺ですか?わかりました。」
陸人さんは真面目で春斗さんはちょっとちゃらい。
「悪徳ホストはわたくしの専門ですわね。やってもよろしいですか?ボス」
「そうだな。桜子、頼んだ。」
「どんな男なのでしょう?必ず惚れさせてみます♡」
「花鈴、桜子の手伝いをしてくれ。」
「私ですか?」
「こういう任務は初めてだろう。桜子から色々学べ。」
「・・・そうですね。やってみます」
「よろしくね花鈴ちゃん♡」
「残りの1件は竜也頼む。残りのメンバーは4件の事務作業をお願いする。」
「わかったわ。」
「これで会議を終わる。各自自分の仕事に取り掛かってくれ。」
ふうう。疲れたー。女を武器にする任務は初めてだからな、不安なんだよな〜。
「ん?電話だ。」
「花鈴ちゃん、任務に関する資料を送るわね。」
「ありがとうございます!」
「明日の20時に事務所に来てちょうだい。そこで色々取り決めましょう!」
「わかりました!」
「花鈴ちゃんにはこれから女を武器にして任務を遂行させる方法をたくさん教えちゃうんだから♡」
「ちょっと桜子さん怖いです・・・」
「ふふふっ。じきに慣れるわよ。一流の女の殺し屋はこうなるものよ。」
「頑張ります!」