なんとも言えない顔で言われたマクシスさまの言葉を、一瞬理解できない。
(―――毒?)
頭で繰り返した途端、ぐにゃりと視界が歪んだ。
意識したからだろうか。
息苦しさが増した感じがして、悪寒が走る。
聞き間違いかと思いたいが、この苦しさは本物だ。
頭ではなく体が真実だと訴えている。
(どういうこと)
今の症状が毒によるものなら……私に毒を盛ったというのなら、マクシスさまは―――。
(……敵?)
「聖女さま……あら」
新たに入ってきた声に、思考が断ち切られた。
開けっ放しになっていた扉のほうを見れば、悠然とした足取りでカリナさまが近づいてくる。
「具合が悪くなったと聞いたので様子を見に来ました。……本当******
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