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「今日はトレラ様が呼んでいます。」
「え…トレ……。あ。」
「?」
オリビアはゲーム内で数回しか出でいないオリビアのお父さん、トレラをほぼ知らなかった。他の事でいっぱいで頭の片隅にいたはずのトレラをすっかり忘れていたのだ。
「今日決まった事がある。それは………ビオラの婚約者が決まった。」
トレラ以外はその事を知らなかったようだ。
(あれ?こんなに早いっけ?え?)
「お嬢様…。お食事くらい食べませんか?緊張していると思うんですが………。」
「食欲ないの。部屋へいってる……わ。」
オリビアは自分の部屋で掃除していた。するとマリアが入ってきた。
「そろそろ見えますのでその服から着替えましょう。」
(事あるごとに着替えるなぁ。)
「今日は違う人がきますので。」
「初めまして。わたし新人なんですけど、もともと仕立て屋?たったんで!」
と、オリビアは12歳なのでいろいろなものを着せたいのだろう。
「あの、思ったけどこの服のままでいいと思うの。しかもこれ2日前に出来たばかり。」
(慣れたし。着替えるの面倒。)
「確かにその服は可愛らしいですけど…いえ、オリビア様がそう言うなら……。」
メイドは不満抱えながら下がっていった。
(…悪いことした気分……。)