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episode10
あの後、私は寝ていた。
朝の5時、少し散歩にと仮面をつける。
コスチュームは変え頃だろうとコンプレスが新調しているから中学校のジャージだ。
まだ朝早く人も数える程しかおらず、空も
少しピンクかかっている。
小鳥も鳴いている。
昨日の出来事を忘れられない自分がいる。
正直自分が何をしたいのかが分からない。
連合にはいたいけど、
もう少し雄英には居たかった。
悩みながら近くのコンビニに入り朝ごはんを探す。
最近はチョコパンにハマっているが、
今日はコーンマヨにした。
公園のベンチに腰を掛けると袋を開けパンを1口食べるとあまじょっぱさが口に広がる。
犬の散歩に来たご老人が
おはようございます。
と挨拶をした。
頭を少し下げては携帯の通知に気づく。
爆豪からのLINEだ。
基本未読スルーだ。
LINEは消すのはすこし名残惜しく取っといてある。
《どこいんだお前》
《帰ってこいよ。》
とLINEが2件。
爆豪なりの心配と優しさだ。
それにしても早起きだなと時計を見ると
6時になる少し前だと気づき急ぎ足で家に
戻る。
またLINEがなる。
次は芦戸ちゃんだ。
《麻弥、おはよ。》
《会いたいよ。》
また2件LINEが溜まる。
芦戸ちゃんは毎日LINEをくれる。
おはよう、とおやすみ。
嬉しさも少しあるけど、返信はしない。
未読スルーだ。
根津校長が帰っておいでと言っているようだ。
だけど雄英は今信用はどん底。
私が戻ったら絶対荒れる。
帰るとしてもタイミングがある。
A組は仮免のため日々必殺技を考えているらしい。