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翔太「じゃ、またそのうちくるわ!」
翔太母「うん、美柚さんも一緒にね!」
美柚「え?」
翔太母「いつでもいらっしゃい!」
美柚「ありがとうございます。」
翔太妹「美柚ちゃん、また来てよー!兄ちゃんはどうでもいいから!」
翔太「はぁ?なんでだよー!(笑)」
美柚「あははは(笑)」
翔太父「じゃ、きをつけてな!」
翔太「うん。」
美柚「どうも、お邪魔しました!」
美柚「ふぅー。疲れた。」
翔太「お疲れ様。でも結構話してたじゃん?」
美柚「うん。楽しかったよ?優しいね、お父さんもお母さんも妹さんも。なんか羨ましかったし、温かかったな。」
翔太「そう?」
美柚「うん…。」
翔太「美柚がいいならいつでもつれてくよ?」
美柚「うん…ありがとう。」
わたしはそのあと、疲れからか寝てしまった。
美柚「ただいまー」
涼太「あ、おかえり!どうだった?」
美柚「楽しかった!優しいお母さんたちだった。」
涼太「でしょ?」
美柚「うん!うちも、生きてたら、あんな優しいお母さんだったのかなぁ…」
翔太「そういや、お前、親…」
美柚「え?あ、うん、小さい時に亡くなって。おばあちゃんちで、育てでもらってたの。そのおばあちゃんも数年前に亡くなったし。親戚とはあまり仲良くなかったから…頼るとこもなくて。だから入院てなってどうしようって思ってたら…」
涼太「前に酔って、そんな事話して他の覚えてたから。説明して、とりあえず俺の名前書いといた。」
翔太「そうだったんだ。」
美柚「うん。ごめん話してなくて…」
翔太「それは別にいいけど。辛かったな…」
美柚「ん…でも、やりたいこと出来てたし、そうでもないかな。でも、寂しかったんだと思う。だから、騙されてもまたすぐ誰かを信用して…の繰り返しで。たまたま見つけたBARが涼ちゃんの店で。なんかある度飲んで涼ちゃんに絡んで(笑)だんだん行く日が増えて。」
涼太「だね、最初は月一来るかどうかだったのが週2とか、3だもんね(笑)」
美柚「そう(笑)で、週末は必ず行くようなって、翔太もいて…いつもいるし、涼ちゃんと仲いいなぁって思ってから、なんか、話したらめちゃくちゃ冷たいし(笑)」
翔太「そりゃ、いつも男がどーのって話してるし(笑)俺関わりたくなかったもん(笑)」
美柚「うわ、ひど!(笑)」
涼太「でも、話すこと増えたよねー、何だかんだいいながらもさ(笑)翔太も美柚ちゃんが来て、言い合いしてから帰るようになってさ」
美柚「え?そうだったの?」
翔太「そういや、そうかも…おちょくんの面白かったからなー(笑)」
美柚「うわぁー、なんかムカつく(笑)」
涼太「まさか2人がこうなるとは思わなかったけどね(笑)」
美柚「だね、絶対ないと思ってたもん(笑)」
翔太「俺も(笑)気づいたらなんかいるの当たり前だったもんな。だからかな。あのとき、すげームカついたけど、不思議と辛くなかった。辛そうな美柚みてて、なんか…」
美柚「ん?なんか?何?」
涼太「なるほどねー(笑)」
美柚「え?なに?なに2人だけでわかりあってんのー??(笑)」
涼太「付き合いながいですから(笑)」
美柚「え?涼ちゃんにマウントとられた……」
翔太「ふはぁ(笑)」
美柚「でも、なんか今が幸せかなぁ。翔太がいるからってのは当たり前だけど、それだけじゃなくて。ふっかさんや照さんもいるし、これはさ、涼ちゃんにあって、涼ちゃんが毎回ずっと話聞いてくれてさ。涼ちゃんにはほんと、感謝してる。そして、みんなにも。みんな私のこと気にしてくれて。ひとりじゃないんだって…」
翔太「お前はひとりじゃないよ。俺がいるんだから。」
涼太「うん。みんな美柚ちゃんが大好きだから。大事だから。」
美柚「(;_;)グスッ……ありがとう。わたしも、みんな大好きだよ?」
ほんとに、出会えて良かったって思う。