コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「ハイ・・・男の人が三人・・・車にユズを乗せて行きましたユズは・・・その・・・・動けない状態でした、たぶん・・・薬かなにか打たれていたんじゃないかと思います、ぐったりして・・・意識がないようにも思えました」
全員が麗奈の言葉に息を飲んだ
「くそっ!汚い手を使いやがって!!」
レオさんが興奮して言った
「まだ彼女の話を聞いてやってよ!彼女は重要な目撃参考人よ、他にもあるんでしょ?麗奈 」
まだ何かあるの?どうして俊哉は柚彦君を誘拐したの?そんなにお金が欲しいの?私と別れる時は彼は働いていたし、離婚時の口止め料も払ったはず、それに誰と一緒に?
俊哉はどうしてそんなにお金が必要なの?
麗奈さんが両手を握りしめて言う
「私見たんです・・・・白いバンに・・・ユズがさらわれた時・・・ユズを乗せた白いバンに何か紋章の様なものが入っていました」
「それを紙に描いて見せてくれないか?覚えている限りでいいから 」
ガタンと信也さんが立ち上がってA4の紙をペンを麗奈さんに渡した
麗奈さんがその紙に何やら書き込んでいる時、全員がそれを固唾を飲んで見守っていた
「・・・・こんな感じだったと思います 」
その紙には杖のようなものに羽と蛇の様なものが巻きついていた絵が、描かれていた
それを見た私はゾッとした
「信じられない・・・」
「何が言いたいんだ!これに見覚えがあるのかい? 」
と健司さん
「何でもいいから知ってることを教えてくれ!血管が切れそうだ!」
とレオ
私はごくりと唾を飲み込んだ、全てがここで繋がったような気がして言った
「これはリバティ・トラストの紋章よ・・・」