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喘いて囁いて

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喘いて囁いて

5 - 第5話道夫の過去

2025年04月22日

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道夫が出勤してる間豊はアルバムを見つけた。

開くと金髪特攻服姿の道夫が写っていた。衝撃を受けたのかパラりと落とした。

「社長先方の桃谷さんから電話です。」

「わかった。」順調に仕事に打ち込んでいるとスマホが鳴ったので席を外した。

「アルバム見た道夫元族だったんだね。」と豊からメールが来ていた。

気だるそうな顔をしたが送信し

また席に戻って再開した。

「尾見君どうしたの?何かあった?」

「あー何でもない。」軽く笑ってはぐらかした。

仕事を終え豊が通勤してるバーに入った。

「お前勝手に見るなよ。」

「だって見つけたからそれにこの女性誰?」抜かれた写真に写っている女性に指をさして聞いた。

「元カノだよ。」

「もしや同類?」道夫はタバコを吸って答えなかった。

「何で教えてくれないの?」

「うるせぇ!」道夫の怒鳴り声に胸が締め付けれた。

「俺の事好きなんでしょ?」

「そうだけどそれとこれとは違う。」豊は水をかけた。

「大っ嫌い…。」

「じゃぁな。」道夫は見せを出て同期の由美の家に向かって行った。

「尾見君びしょ濡れじゃん。」

「彼氏と喧嘩した。」

由美は家に上がらせてタオルを渡した。

「あんたが男と付き合ってるなんて知らなかった。」

頭を拭いた後由美を抱き寄せた。

「泊まっていい?」

道夫は甘い声で囁いた。

6話へ続く

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