道夫が出勤してる間豊はアルバムを見つけた。
開くと金髪特攻服姿の道夫が写っていた。衝撃を受けたのかパラりと落とした。
「社長先方の桃谷さんから電話です。」
「わかった。」順調に仕事に打ち込んでいるとスマホが鳴ったので席を外した。
「アルバム見た道夫元族だったんだね。」と豊からメールが来ていた。
気だるそうな顔をしたが送信し
また席に戻って再開した。
「尾見君どうしたの?何かあった?」
「あー何でもない。」軽く笑ってはぐらかした。
仕事を終え豊が通勤してるバーに入った。
「お前勝手に見るなよ。」
「だって見つけたからそれにこの女性誰?」抜かれた写真に写っている女性に指をさして聞いた。
「元カノだよ。」
「もしや同類?」道夫はタバコを吸って答えなかった。
「何で教えてくれないの?」
「うるせぇ!」道夫の怒鳴り声に胸が締め付けれた。
「俺の事好きなんでしょ?」
「そうだけどそれとこれとは違う。」豊は水をかけた。
「大っ嫌い…。」
「じゃぁな。」道夫は見せを出て同期の由美の家に向かって行った。
「尾見君びしょ濡れじゃん。」
「彼氏と喧嘩した。」
由美は家に上がらせてタオルを渡した。
「あんたが男と付き合ってるなんて知らなかった。」
頭を拭いた後由美を抱き寄せた。
「泊まっていい?」
道夫は甘い声で囁いた。
6話へ続く