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羽海汐遠
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コメント
1件
うわっ……第3話、一気に重くなったな……。東雲さんが「覚えていてね」って言った直後のあの展開、マジで心臓止まるかと思ったわ。戦場の描写も生々しくて、カナメ君が何もできずに見守るしかなかったもどかしさが伝わってきた。名前の由来を語るシーン、すごく温かかっただけに余計に辛い……。続きが気になりすぎる🔥
『episode3 あたたかな光』
【車内】
薄暗く大きい車はガタガタと揺れながら、荒れた道を走る。
東「…」
茅「…」
昨日はほぼ一睡もできず、寝不足
車内には俺と東雲しかいなかった
東「…大丈夫ですか?眠そうですけど」
茅「え、あぁ…ちょっとね」
東「…」
茅「…」
気まずい。
昨日の話から何故か少し気まずい
茅「…な、なぁしのの「着きました。」
東「…行きましょう、カナメ君」
茅「…あぁ」
【〇〇区 立ち入り危険区域】
車のドアが開いた瞬間
そこは地獄絵図だった
大きな銃撃音や叫び声が響き
大勢の人が血を流し倒れている
あぁ、これが戦争なのか
これが戦場なのか
東「…大変なことになっていますね」
茅「だな…あれ、その服…」
車内では暗くて気づかなかったが
服が昨日と違っていた
白と薄い黄色を基調とした服で
スカートは長く、胸元には宝石のようなものがあしらわれている
東「これが私の戦闘服なんです
カナメ君は多分、これが終わったら貰えますよ」
茅「…そうか」
東「じゃあ、助けに行きましょう。」
【】
東「大丈夫ですか!?皆さん!!」
軍「あ、あぁ…」
軍「助けてくれ」
茅「…」
廃ビルの中で東雲は大きな声で軍の人に呼びかけた
かなりもう壊滅的でうめき声や泣き声
悲痛な叫び声がこだましている
東「安心してください。今助けます」
そう言うと東雲の胸についている宝石が光り、東雲はそれをそっと触り
なんと弓矢を取り出したのだ
東「…見ててくださいね、カナメ君」
そこからはなんだか夢のようだった
東雲はひたすら大きなドロドロとした化け物どもに光の矢を放ち
敵を一掃して行った
俺は何もできず、ただ廃ビルの中で
ぼんやりと東雲のことを眺めることしかできなかった。
【30分後】
東「…カナメ君」
茅「東雲…!大丈夫か?」
東「はい……ちょっと食らっちゃいましたけど」
左手は血まみれでガラスの破片が刺さっていた。
茅「痛そうだな…止血するか…」
東「ねぇ、カナメ君」
茅「?」
東「私の名前の由来」
東「誰かの光になれますようにって」
東「お母さんとお父さんの想いが詰まってるんです」
茅「…あぁ、素敵な名前だな」
東「ねぇ、私はカナメ君の光になりたいです」
東「これからいっぱい辛いことが待っているカナメ君の、力になりたい」
茅「辛いこと…それは、東雲も…」
東「ねぇ、カナメ君」
東「私のこと、覚えていてね」
東雲は俺に寄りかかり脱力している
補「迎えに来たぞ。」
茅「あっ、補佐さん!東雲が怪我してて
早く治療を…」
補「連れてけ」
軍「はい。」
軍の人だろうか、誰かが東雲を強引に
立ち上がらせて外へ連れてく
外はさっきまで曇っていたが
雲の隙間から光が漏れ
東雲に当たっており、まるでスポットライトのようだ
東「…あたたかい」
軍「射撃許可!よし!」
軍「撃て!!」
茅「ぇ…」
頭を撃たれ、横に力なく倒れる
東雲…
俺の運命の日は、今日だった。