「なんだここ…?」
目を覚ますと、全く知らない場所…部屋?のベッドに横になっていた。
じゃら…
!?
手錠…に鎖…?
なにこれ…。
部屋は全体的に薄暗く、明かりがない。
家具はベッドだけ。
窓もあるにはある…けどガーテンが閉められて動かせないようになっていた。
「誘拐…?」
いやまさかな…。どうせ姉ちゃんの凝ったいたずらだろ…。
その時。
「あっ!やっと起きた~!心配したんだよぉ?
なかなか起きないから死んじゃったのかな~って!」
は?なんだコイツ。
姉ちゃんのいたずらじゃねぇの?
いや…姉ちゃんの友達…だよな?
姉ちゃんにお願いでもされてこんなことしてんだろう…。
じゃなきゃがちの誘拐じゃん…。
「あの…ここどこです?」
「僕の…いや、僕らの家だよ♡」
演技にしては自然だな…。
ていうか演技だとしてもきしょ…。
「あの…姉ちゃんにお願いされてこんなことしてんすよね?そういうのいいんで…。
玄関ってどこですか?」
「海人くんのお姉さん?あぁ…確か海音さんだっけ?
別に僕は海音さんにお願いされて誘拐したわけじゃないけど…。普通に僕単体で海人くんを誘拐したよ♡」
は?
な…じゃあ普通に誘拐…!?
「あ~やっばい…♡リアル海人くん…♡実物のほうが写真よりもかわいいね♡あ、でも写真もかわいいよ?」
き、きもいきもいきもい。
やだ、がちでなんなのコイツ。
頭…いかれてんだろ!?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!