テラーノベル
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宮舘視点❤️
みんなが衣装に歓声を上げる中、
俺は鏡の前で袖口を軽くつまんだ。
……似てる。
色味も、シルエットも、驚くほど。
隣の翔太は、鏡越しに俺を見て、すぐ目を逸らした。
「なんか、はずかしくね?これ笑」
そう言いながら、翔太は袖の丈を気にしている。
変わんないな笑
翔太は昔から、丈が少しでも気に入らないと、落ち着かなくなる。
阿部が嬉しそうにこちらを見て、
恥ずかしがってる翔太を褒めていた
俺にも話を振ってきた阿部は流石のゆり組担だなぁと思いつつ、
「自信持って。翔太、似合ってるから」
素直な気持ちをこぼして、、
翔太は一拍置いて、視線を落とす。
「……ありがと」
小さく、照れ隠しみたいに。
あべが嬉しそうに騒ぐ声が聞こえた。
“ゆり組最高”なんて、相変わらず好き勝手言ってる。
翔太が小さく俺を睨んで、
「……勘弁してよ」
って呟く。
俺は何も言わずに、気づかれないように少しだけ口角を上げた。
翔太のこういうとこ、やっぱ____だな笑
高校生の頃、俺には彼女がいた
♡ 「りょうた〜ここ行きたい」
❤️「じゃあ行こっか」
♡ 「…ごめんねいつも付き合わせちゃって」
❤️「え?」
♡ 「なんか、りょうたって私といても楽しくなさそうに見えて、笑」
❤️「え…ごめん、そんなつもりは..」
♡ 「わかってるごめん気にしないで?」
❤️「….」
正直恋愛には疎くて、よくわからなかった。
でも、彼女はすごくいい子で優しくて素敵な子だったし、一途に俺を思ってくれていることを噂でも知っていたから、告白してくれた時に、その気持ちを受け入れた。
だけど、
♡ 「りょうた、ごめん…….別れて欲しい」
❤️「…え?」
♡ 「りょうたの気持ちがわかんなくなった、優しくてかっこよくて、大好きだけど…
私じゃ、あなたを幸せにできないみたい…笑」
❤️「そんなことな….」
♡ 「そんなことあるよ笑、私好きな人には幸せでいて欲しいなぁ〜笑、、短い間だったけど私はとっても幸せだった!笑」
❤️「♡ちゃん…何もできなくて…ごめん」
♡ 「りょうたの幸せを誰よりも願ってる」
❤️「俺も…幸せ願ってる…ありがとう」
これまで 人並みには
恋愛をしてきたと 思っているけれど、
この時と同じように
相手に辛い思いをさせてしまい、
最終的に振られることがほとんどだった。
あの日までは。
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