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『 俺以外には言わないで 』
tg × mz
最近更にtgmzハマりすぎててやばいです…😖
ついに独占欲mzを書いちゃいました🥹
結構長いです、pr以外出てきます。
tgmz以外の「」の前に名前書いてます
何も訂正していないので少しおかしいところあるかもしれません。
し、事務所のことについて何も分からないのでそこら辺もおかしいかもです。すみません💧
mz 視点
最近、ちぐは俺以外の人にかわいい、かわいいと言っているような気がする。
かわいいと言われがちなあっきぃやけちゃに、それはまだしもかっこいいと言われがちなぷーのすけやあっとにまで可愛いと言っている。
……俺には?
普通、彼女という特別な枠にかわいいかわいいと言いまくるものではないのだろうか?
付き合った当初は俺に沢山沢山愛を伝えてきたのに、今は俺以外のメンバーにかわいいと言いまくるちぐに、若干嫌気が指していた。
ちぐの視界に映るものは全て、俺でいたいのに。
ちぐは、俺みたいなツンツンしてるやつより、あっきぃのようなデレデレタイプが好きなのかもしれない。
じゃあ、俺がデレデレになればいい?
そんなの今この瞬間に変えるなんて難しい話だ。
じゃあ何?どうしたら俺はちぐにもっともっとかわいいって言ってもらえるだろうか。
どうすれば、ちぐを俺のもんにできるのだろう。
それとも―――
可愛いって言ってくれないのは、俺だから?
あ
やばい
( こんなこと考えたら…… )
( 終わらなくなるだろうが )
もういい
今は違うことを考えようと、Xを開いて、リスナーの反応やDMを沢山見た。
「まぜ太くんのこと今日も考えてるよ!」
「まぜ太くんが1番好き!これから応援してる〜!」
などの暖かい言葉を見る。
でも、どこか頭の片隅にちぐというひとつの存在がいて、どうも集中できない。
「 はぁ…… 」
重いため息を着いた。
もうこうなるならいっそ考えなかったら良かったのに、こんなに愛が重くなるつもりも無かったのに。
「 あ゛ーーー 」
明日はちょうど会議がある。から、事務所で誰かに話を聞いてもらうか…と俺はスマホを閉じたあと、目を瞑って眠りに落ちていた。
─────────────────
朝起きて、朝ごはんはろくに取らずちぐより先に家を出た。この際事務所にいる人なら誰でもいいや。と思いながらタクシーに乗って、事務所へ向かう。
タクシーの運転手さんに落ち込んでいることがバレたのか、「何がありましたか〜?楽しい曲でもかけましょうか?」と優しい声をかけてもらったが、全然そんなことないです、と明らかに落ち込んだように返した。
こんなん、誰から見ても落ち込んでいるようにしか見えないけど。
数分車の揺れに揺られて、事務所の近くに着いた。もうそこらへんで大丈夫です、と車を止めてもらい、金を払ってタクシーを降りた。
近くにあったコンビニで、飲み物を買って歩き始める。
風が気持ちいい。優雅な風に当たりながら、事務所までゆっくり歩く。まだ誰もいないかもしれないから。
事務所に着いて、エレベーターで会社まで上がる。
まだ誰もいないだろうな、と思いながらいつもより重い会議室のドアの取っ手を持つ。
ドアを開くと、そこには予想外の人物がいた。
けちゃ。
こいつはちぐのペアでもあり、よく俺とも絡んでいるかわいい、と言われがちのグルメン。
kty「 あれ?まぜち〜! 」
「 朝からうるせぇなお前は…… 」
隣失礼するわ、とさっき買った飲み物を先に置いてから椅子に座る。
まだちぐも居なければほかのメンバーも居ない。
今だ、いいタイミングで事務所に来た。けちゃに、この話を聞いてみよう。
「 けちゃ 」
kty「 んー? 」
「 可愛くなれる方法って、ある? 」
俺からは予想もできないことだったのか、けちゃは数秒止まってから「え、え、え?」と呟いたと思えば
kty「 もう1回言って!? 」
「 は、はぁ?だから、可愛くなれる方法って――― 」
俺がもう一度問いかけた時、ばぁぁん!と力強い音を立ててドアが開いた。
ak「 いっちばーーーん! 」
「 って、ええ!?もうけちゃまぜ着いてた!? 」
at「 おぉ、早い 」
誰かと思えば、あっきぃとあっとだった。
へへ、でしょでしょぉ〜?とどやるけちゃのことは全員無視してから相方であるあっとは「……まぜ?どうした?」と声をかけてくる。
kty「 あぁ、まぜちが実はね…… 」
「 おおおいお前が言うな!? 」
「 実は……可愛くなれる方法を探してて 」
ak「 ええっ!?まぜちが!? 」
「 え、何があったの 」
驚いたあと急に冷静になるあっきぃにふっと笑いが漏れたが、あっとは真剣に、しかも正確な答えを持ってきた。
at「 なんだ、ちぐのことでなんかあったのか? 」
「 ……ぅ 」
at「 あれ、図星だ 」
まさかあっているとは思っていなかったのか驚いたようにあっとは言った。
kty「 ええっちぐのこと!? 」
「 ……そこだけはバレたくなかったのになあ……くそ 」
少し顔が赤くなったであろう俺を見てあっきぃは「ええー?まぜちそのままでも結構可愛いけどなあ」と呟いた。その発言を聞いて、さらに顔に熱が集まる。
可愛いなんて、久しぶりに言われたかもしれない。
kty「 まぜち顔真っ赤ーー笑 」
そうやって茶化してきたけちゃはあとでシバくとして……
at「 でも、何があったのか? 」
「 いや実は…… 」
「 ……最近、ちぐが俺以外に可愛いって言っててさ 」
「 俺が可愛くなったら……振り向いてもらえるのかなーって 」
ak「 な、なるほど…… 」
「 でも、まぜちってそのままが1番いいんじゃないかな!? 」
「 ほら、ツンデレだからこそまぜちの良さがあるし!? 」
「 ……でも 」
ちぐは甘えん坊なタイプだ、俺みたいな……ツンデレ?なんかは刺さらないだろうし。ツンデレと言ってもデレの部分なんてないけど。
「 ちぐは、構ってもらえるほうがいいだろ 」
kty「 構う、ね…… 」
「 でもまぜちって結構ちぐに構ってあげてない? 」
「 ちぐはちゃんとまぜちのこと可愛いも思ってると思うし、好きだと思ってるはずだけどなー 」
at「 そうだぞーまぜ。絶対ちぐはまぜのことちゃんと好きだから 」
「 じゃあ、なんで 」
「 俺に可愛いって言わないで、他の奴にばっか…… 」
そこだけ本当に意味わからない。
ちぐはちゃんと俺の事好きだと?じゃあ、もっと俺に愛を伝えてくるはずだろ。
ak「 あれじゃない!? 」
「 やっぱ、本気で好きな人には上手く伝えれない的な!? 」
「 ほら、まぜちもちぐちゃんに上手く好きって伝えれないでしょ? 」
「 ……たしかに 」
at「 いっそのことかわいくなろうとかじゃなくて、積極的に行ってみたら? 」
「 まぜはそのままで充分可愛いんだし 」
メンバーから言われたら、なぜか自信がつく。
積極的……か
そんなのもちろん恥ずいけど、ちぐにかわいいって言われるためだ。やってみる価値はあるかもしれない。
「 ……家帰ったら、やってみる 」
kty「 うん! 」
「 ちぐ、ちゃんとまぜちにかわいいって言ってくれたらいいね! 」
「 まあ、絶対言ってくれると思うけど 」
へへっとどやるけちゃに、今度はありがとう、言った。
絶対、ちぐにまた、振り向いてもらう。
─────────────────
「 ふぅ、疲れたぁ〜! 」
会議が終わって家に帰った瞬間ベッドに寝転がるちぐ。
今しかないかも、俺が優位になって、絶対に、絶対絶対。
「 ……ちぐ 」
袖を引っ張って、ちぐをベッドに座らせる。
いざやってみるとなると、相当恥ずかしいけど。せっかくメンバーから貰った案だ。やってみるっきゃない。
「ん?どうしたのまぜたん!」とちぐが言い切る前に唇を奪った。
「 ん……!? 」
「 ん、は……っ 」
ぺろ、と舌を絡めて、言葉じゃなく行動でしっかりと愛を伝える。
「 ん、ん……ぁ、まぜ……た……っ 」
「 ん…ちゅぅ、く、っ 」
そろそろちぐも息が続かなくなるくらいかな、と思って唇を離す。
そこには真っ赤な顔をしたちぐがいた。そんな姿にかわいい、とドキッとした。
「 は、ぁ……ま、まぜたん、? 」
「 ……ちぐ、あの… 」
「 へ、? 」
ちぐはまだ困惑しているようだった。
早く、言わないと。
「 ……おれ以外に、可愛いって言わないで……っ 」
「 …… 」
「 ちぐが人に向ける可愛い、全部俺がいい… 」
気づけば涙をぽろぽろと流しながらちぐに抱きついていた。そして、最後。
「 俺だけに、して…… 」
ちぐの肩に乗せていた頭を上げて、もう一度だけ軽く口付けをする。ぱっと口を離すと、ちぐは俺の頬を包み込んで、「かわいい」とたった四文字を俺に伝えた。
今度は俺から、と言わんばかりに激しく唇を奪われる。さっきの感覚とは違う。頭がこんがらがるって、こんなの。
とんとん、とちぐの胸あたりをたたいた。
唇を離されると、はぁ、はぁと必死に息を確保する。
「 ごめんね、まぜたん 」
「 まぜたんがいちばんかわいいよ 」
「 この世で、いちばん 」
いままで欲しかった言葉を全部伝えてもらって、心が嬉しさでいっぱいになる。
今度、あいつらに奢ってやらないとな、と思いながら、もう一度肩に頭を任せた。