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夢の中でまた


『ん〜、 独歩、逃げてくんない?』

『一二三!!!』

『だから〜!早く逃げてって言ってんじゃん!ほらここは俺っちに任せて!』

『…俺は会社に戻るから。ここは頼んだぞ』

『うん!任せろ!帰ったら焼き鮭一緒に食べような!』

『はは、楽しみにしとく』

その”焼き鮭”はシンジュクのマンションでたった1人食べることになった。

『…!皆さん無事ですか!?』

全員がこちらを見る

『観音坂さん…!』

『ここは無事です!でも、シンジュク内でもっと酷いところがあるんじゃ…』

『いえ、まずここの無事を確認しに来ました。ここにはお世話になりましたから、』

人生の半分はもうここに居るんじゃないか?はぁ、嫌な思い出だ


そう、シンジュクディビジョン、いや日本に海外の軍がやってきたのだ。

まぁシンジュクディビジョンが中心だが。

相手は銃を所持しており、何かあれば爆弾を落す気だ。なんなんだ本当にめんどくさい。

まぁ、シンジュクディビジョンは”麻天狼”なので残念ながら俺達が責任を持たないといけないのだ。

相手が軍ということで理鶯さんが来てくれたり、入間さんが来てくれたり、山田くんの所も応援に来てくれた。(三郎くんすごいな…)

『ね、キミさ〜どうしてくれんの?』

とても今聞きたくないような声が聞こえた。

『飴村、さんですか。何故ここに?』

『オネーサン達がビックリしちゃって怯えちゃってるからさ〜♪』

『シンジュク、さっさと終わらせろよって思って!急かしにきた!』

そんなの俺達が1番分かってる。早く終わらせなければならないことなんて。

『はぁ、一二三は歌舞伎町周辺。寂雷先生はシンジュク駅周辺で、俺は一応自分の会社を確認し、今から病院に向かい患者さんの無事を確認しに行くところだ。軍は理鶯さんや応援で山田くんの所、指揮は三郎くんと入間さんだよ。』

『ふーん、なかなか集まってきたんだね〜”キミらのシンジュク”に』

こいつはとことんイラつく男だな…!一二三どころじゃない。

『これでも人手不足だ。シブヤの方々も手伝っていただけるとありがたい。』

『ま、助けに来たんだけどね〜!じゃ、一二三の所でもいこー!』

こいつが一二三に何かすることは無いか、逆に医療関係をこいつに任せれねぇ。

俺も詳しくないが。

『あぁ、一二三を頼んだ。』

『なになに〜?ボク応援にいくだけだよ〜ん』

はぁ、こいつと喋るだけでストレスが…

『てゆーか、寂雷もそうだけどこういう時は”マイク”使わないとでしょ?』

『いや、あまり攻撃的なことはヒプノシスマイクでしたくないんだ…』

これは本音だ。寂雷先生は昔、そう言ってたしな。

『はぁ〜あ!ほんっと麻天狼って寂雷の宗教かなんかなの?こういう時はマイクで勝ち取らなきゃ!』

『いざと言う時に使うつもりだ。お前らに言われる筋合いは無い。』

『ふーん、ならイイケド!自分の身は自分で守りなよ?』

『危機感を感じたらすぐ出してやるよ』

『ボクでも容赦しないってゆーこと?はは、面白いな♪』

『さっさと一二三の所いけよ。俺は…放って行ってしまったから。』

『ふーん、そんなに心残りあるなら行かなきゃいーのに!ま、僕には関係ないけど?』

『オネーサン達の為に戦うまでだし♪』

『そう、好きにしてくれ』

俺も飴村はクソブラックな医療機器メーカーから出て、各々違う方向へ進んだ。

薔薇が粉々になるまでは

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