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昨日、鶏肉と冬野菜の水炊きと鶏レバーの甘辛煮を作りながら考えていた。
筆者は野鳥の観察をしている。
今、野鳥達が人間に食べられずにすんでいるのはスーパーに売られている鶏肉や他の食材のおかげだ。
野鳥が生きていたようにスーパーで売られている鶏肉だって生きていた。
筆者がまだSNSをやっていた頃、SNSで生き物を食べるのは善か悪かという論争を目にした。
筆者にはどちらが正しいか判別できなかった。
どちらの言い分もそれなりに正しくて、どちらの言い分にもそれなりに残酷な一面があると筆者は率直に思った。
筆者は野鳥達の観察をし、スーパーの鶏肉が元は生きていた命であることを承知の上で
鶏肉を食べることにした。
スーパーの鶏胸肉はほのかな桜色をしており、手で触れるとひんやりとしていた。
どうしようもなく死んでいた。
筆者は鶏肉を食べるのに罪悪感を覚えた。
そして罪悪感を抱いたまま鶏肉と鶏レバーを丁寧に調理した。
肉を食べる事が正しいのか正しくないか筆者には分からない。
だが罪悪感だけは忘れちゃだめだと筆者は思った。
人間は罪悪感を失えば道を大きく踏み外す。
多くの文献が、歴史がそれを証明していた。
筆者は今朝も鶏肉を食べ、家の用事をいくらか済ませた後、野鳥の観察を続ける予定だ。
未来では鶏肉は食べられているのだろうか。
そんなことを思案しながらこの文を書いていた。
(最後まで読んでくださりありがとうございました。)