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瀬名 紫陽花
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世界トビラ
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衝動書き④、多分④。
この前のネタ帳を頑張って書きました。
割と意味不明気味かもしれん。
ヒトコワではないカナ…
ではstart!
蝉の声が酷く煩かった。
自分と姉と、母と父。平凡で、
だけど幸せな家族、だった。
数年前、姉さんが消えるまでは。
突然の事だった。学校に行って、
もう帰って来る時間なのに帰って来なかった。
いくら探しても見つからなくて、
結局そのまま死んだ事になった。
もう記憶ですら曖昧になって来て、
しっかりとした姿は写真でしか分からないような時、 姉さんは現れた。
あの時の姿のまま、
未来から来たのだと言って。
家の近くの公園、並べられた木に
沢山の蝉が止まって鳴いていて、
自分は一つだけ置かれたベンチに座っていて、
姉は花壇で揺れる向日葵の向こう側に立っていた。
姉は言った。
「神様は私達が嫌いなんだよ!」
「だから私達を滅ぼしたんだ!」
と。
彼女は云った。
「だけど、私も神様大っ嫌いだからさ!」
「ふふ、相思相愛じゃん?」
「だから、先にやってやるんだ」
と。
「 」と問うた。
少女はわらった。
「当然のことでしょう?」
自分の問いには答えず、
風と共に消えていった。
蝉の声が耳を打つ。
朝顔の花が混じり始めた花壇の向こう側に、
また立っていた。
「おはよう。今日も暑いね!」
「本当嫌になるな〜」
そう軽く笑っている姉に、
何故帰って来ないのかと問う。
「ん〜?…する事があるから、かな?」
だからと言って、
「そもそも、」
「何で他人に帰ってこいなんて言うのさ?」
…他人?
…そう、だったな。
「…ふふっ」
向日葵が、少し枯れ始めている気がした。
コスモスが揺れていた。
「やほ。今日も暑いね〜」
「もう×月なのにね?」
…月によって気温の違いなんてあったか?
「…ふふ、そうだね?」
にこり、と笑った彼女に問うた。
今度は何をしたのかと。
「…ふふ、ひーみつ」
「 だから、ね」
その声は、蝉の声に掻き消された。
彼岸花が美しく咲いていた。
「ふふ、ちょっとだけ久しぶりかな?」
「私のこと覚えてる〜?大丈夫〜?」
大丈夫、知っている。
特に意味もなくそう返す。
久しぶりとは、なんだろう?
「あはは!」
「全く大丈夫じゃないのにね〜?」
至極楽しそうにわらう少女。
「ん〜…もーいっか」
「じゃあまた明日!あるなら、ね?」
自分達の声だけが響く公園が、
異様に静かに感じた。
気づけば、ベンチの周りに花が咲いていた。
周り一面が花畑だ。
向日葵、コスモス、バンジー、ビオラ、チューリップ。色とりどりな花達が咲いている。
少女は、黒と青の彼岸花が咲き誇る中にいた。
「あは。今日は遅かったね?」
「もう⬛︎⬛︎だよ?」
声にノイズが掛かって聞き取れない。
「…ふふ」
「おはよ。こんにちは、かな?」
「まあ関係ないか!」
「じゃーあ、最後の確認!」
「_貴方は誰で、私は何?」
…自分と、あのヒト?
…あレ?
なニ。何、だ?
真っ赤な空が自分を覆っていく。
微かに有ったヒカリが、やみへと変わっていく。
「…あは」
「あはははははははッ!!」
「ようやく出来た!!世界を壊せた!!」
「ねぇ神様見てる⁉︎貴方の宝物、もう壊れちゃったよ!!」
「あははははははははっははッ!!」
声が響く。
イロがすぐに変わっていく。
めのまえの花が。白く、黒く、青く、アカク、モモイロに?
「あはッh」
蝉の声が鳴った。
誰1人いない公園のベンチに座っている。
…もう夕方だ。
なんでこんな所にいるんだ?
早く帰ろう。蝉の鳴き声がうざったい。
今は八月だから…あと一ヶ月は鳴き続けるのか?全く嫌な話だ。
公園を出る時、視界に入った元気に咲く濃い黄色の向日葵。
その中、枯れている向日葵の花弁が風に揺られ何処かへ飛んで行った。
一応終わりです。
最初は学校の文芸コンクールで出そうかと思ったんだけど、今年無かったのでテラー投稿
ちなみに描きはしたけどこのネタは別に書いていいです、むしろ見たい
一応細かい意味とかはあるので考察まってまーす
では、おまけでばいばい
『…あーあ。』
『ぜーんぶ戻すとか、
それは無しじゃん神様ー?』
『せっかく頑張ったのになー』
意味のない言葉を出す。
こんな意味のわかんない世界じゃ、
声が届いているかなんて知らないが。
光も闇も色もしっかりとしない、
自分すらあるのかが分からなくなるよーな
変な空間。
あの時も見たし、
きっとこれが神様の世界ってコトなんだろう。
『…仕返しできたのになー』
頭に直接たぶん神様の声が流れる。
…きもちわるぅ…
『何って…
神様が先に私たちを滅ぼしたんじゃん?』
『楽しかったでしょ?
私が世界壊した時も楽しかったもん!』
『特にあいつでの確認!
まいっかいよく気づかないよね〜!』
あっはは、と笑っていると
神様がまーた言って来る。
『人の心ってー…何言ってんの?』
『あの時私の前で、
確かに⬛︎⬛︎は死んだんだよ』
『あれはただの偽物。
偽物になんで心使わなきゃいけないの?』
『…あいつと同じコト聞かないでよ。』
あぁ、今の私はどうなっているんだろ?
死んでる?それともまだ生きてる?
魂だけだから関係ないとか?
まぁどれでもいっか!
『消してくれないみたいだし』
『大嫌い同士、ずーっと憎みあってようね!』
わたしが消えるまで。
コメント
4件
世界と私が一緒なのが上位存在すぎて癖
うわああ…🌻✨ 第1話からめちゃくちゃ世界観に引き込まれたよ!姉が未来から来て「神様が人類を滅ぼした」って言い放つシーン、鳥肌立った…現実なのか幻想なのか曖昧な感じがエモすぎる😭 しかも季節の花が変わっていく演出と最後の「わたし《世界》が|消える《壊れる》まで」ってオチが切なすぎて何度も読み返したくなる…!考察捗るし続き絶対読みたいよ〜🌸✨