浩太と森田さんが帰っていく姿をしばらく見送り、私はやっと部屋の中にはいることができた。
本当に嵐のような時間だった。
静まり返った部屋の中には森田さんが居た形跡だけが慌ただしく残っていた。
“時間も時間だし帰るよ”
さっき浩太が言った言葉がずっと耳の奥に残って離れない。
まるで2人で、2人の家に帰るような口ぶりに私は動揺を隠しきれなかった。
やっぱり浩太と森田さんはそういう関係なのだろうか。
信じたくないけど、さっきの2人の様子を目の当たりにしてしまうと、それが事実なのだと現実を目の前に突きつけられたような感じがしていた。
――ただならぬ関係。
なんて言ったら大袈裟かもしれないけど、2人の間には確かに特別な何かがあるのは分かった。
「それにしたって森田さんてば浩太が来たら急に掌を返したように態度が変わっちゃって……」
やっぱりそこは気に入らない。
そりゃ、会った時は************************
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