※てるとくん視点💗
僕と兄ちゃんがそうまさんに連れられて向かった先は訓練場。
今から僕は幻獣を召喚します(*`・ω・)ゞ
💛「じゃあてると。
まず召喚の仕方からね。
えーっと・・・あったあった。」
そうまさんは分厚い本をめくってる。
そうまさんはもちろん幻獣使いじゃないし、子供の頃から魔法界にいても見たこともないらしい。
それだけ数が少ない。
僕の先代の幻獣使いは80年前くらいに亡くなってる。
映像とかは残せない決まりらしい。
だから本で調べるしかないんだ。
💛「手でクリスタルを強めに握って・・・」
💗「強めってどんくらい?」
💛「んー、わからん。
ちょっと頑張って探ってみてくれ。」
💗「ええ〜」
ぎゅっと手に力を入れてみる。
んー、わからん!!
💛「次は、・・・クリスタルに魔力を流す。
書いてあるのはそれだけだ。
召喚条件は多分それだけなんだと思う。」
💗「魔力を流すって・・・どのくらいだろ。」
適当に流す。
シーーーーン
あれ、
💗「ねぇ、そうまさん。
なんも起んないんだけど」
💛「ええー?これで召喚できるって書いてあるのになぁ・・・。
ちょっと待って。
なんか書いてないか探してみる!!」
焦りながらそうまさんが本をペラペラめくってる。
💚「・・・なぁ、力の強さとか、魔力の流す量が違うんじゃないか?」
💗「えー、そんなのわかんないでしょ。」
💚「分かるかもしれないだろ。
弱いとこから始めてだんだん強くしていってみろよ。」
💗「・・・わかった。
やってみる。」
一旦手の力を全部抜いて、ゆっくり力を入れる。
ちょっとずつちょっとずつ。
ぐぐぐぐっ
んえ、だいぶ力入れてるよ?
なんも起こんないじゃん。
ぐぐぐっ
・・・・・・え、
💚「・・・どうした?」
💗「ここだ。絶対。」
分かる。すごくわかる。
この強さって身体がいってる。
💗「あとは、魔力を・・・」
魔力も少しずつ流す。
かちッ!!
自分の中で何かがハマった気がした。
💗「・・・!!!!」
💚「てると?」
💗「離れて!!兄ちゃん!!」
💚「は?!何言っt・・・」
パァンッ!!
何かが弾けたような音がして、クリスタルは僕の手をすり抜けた。
宙に浮いたクリスタルにものすごい力を感じる。
強烈な光を放つそれはだんだん形を変え始めた。
光が強すぎて直視できない。
隣の兄ちゃんも目を覆いながらもすごく驚いているのが分かる。
そうまさんも驚いて地面に本を落としてた。
次第に光が弱まり地面に降りてきた、瞬間。
ドカンッッ!!!!!!!!
強い衝撃波が生じ、吹き飛ばされそうになる。
風が収まり、目を開けると目に飛び込んできたのは・・・
純白の身体、背中には大きな翼、頭には真っ白な角が1本、ふさふさの大きなしっぽ。
ほぼ馬。
まぁ、簡単に言えばユニコーンとペガサスの合体。
体はめっちゃ大きい。
多分高さ2m、全長は、わかんない。
💚「めっちゃファンタジー・・・」
💛「まぁ、この世界がそもそもファンタジーだけどな。
これは、すごい・・・」
💗「かっこいい・・・」
僕たちが見とれていると、
💛「あっ!!!!
忘れてた!!!!」
💗💚『???』
💚「っ!!!危ないッ!!」
ドガァァァァンッ!!
兄ちゃんが教えてくれてなかったらもろに食らってた・・・
💛「こいつは主従関係を結ばないと敵とみなして攻撃してくる!!!!
気をつけろっ!!!!」
💗「先に言ってよ!!」
💛「ごめーーん!!!!」
💚「そうまさん!!
主従関係を結ぶ方法は?!」
💛「額の宝石だ!!
魔力をぶつけろ!!」
聞いた瞬間僕は飛び出す。
💚「てると!!」
💗「大丈夫!!わかってるよ!!」
さっきの攻撃、キーポイントはしっぽだ。
攻撃の前に一瞬光る。
兄ちゃんもそれを見てた。
伊達に何年も魔法少年やってる訳じゃないんでね。
空中に魔力で踏み台を作る。
そこを経由して2段ジャンプ。
足りない部分を魔力で補う。
それが僕の戦い方。
重力のままに落下する。
拳に魔力をこめる。
幻獣が左に避ける。
それを見て僕も着地と同時に左へ移動。
しっぽが光るのが見えた。
角から斬撃が飛んでくる。
シールドをリフレクターに重ねて攻撃を跳ね返した。
跳ね返した斬撃の中に自分のエネルギー弾を混ぜる。
ドカンッッ!!!!
うまく当たった。
やっりぃ!!!!
💛「おぉー流石だなぁー!!」
💚「なんか、体術と魔術の使い合わせが上手いですよね。」
💛「だから幻獣使いなんだろwww」
💚「あ、そっすね。」
💗「おーい、そーまさーん!!
寝ちゃったんだけどー」
宝石に魔力を当てた途端、地面に倒れ込んで寝てしまった。
大丈夫かなぁ・・・
💛「あぁ、合ってる。大丈夫だよ。
10分くらいしたら起きるからもう1つのクリスタルを取りに行こう。」
コメント
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続き楽しみ!
1度テラーを離れてから見てくれる人がかなり減ったのですが、最近また増えてきてとても嬉しいです!!これからも読んでくださると嬉しいです!!!!