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どひゃー!!!!!

2話♡100ありがとうございます好きです(?)


3話ですー!✨

カリスマックス中毒性えぐすぎたしインライの匂わせもすごかったww🕶















「いい感じに乾いたよ」

「、ほんとぉ?ありがと」

「いーえ」

「あれ、なんかめっちゃいい匂い」

「っあ、ごめん」



自分の髪を乾かす時の癖で、佐久間の髪にヘアオイルを付けてしまった。

佐久間に合うかな…?

傷んだりしなければいいけど。



「ごめん、癖で、。洗い流す?」

「んーん、大丈夫!あべちゃんの匂いするぅ 」



と、自分の髪をつまんで鼻に近づける佐久間。



「あべちゃんのいい匂いの秘訣はこれか…ね、これなんてやつ?」

「だーめ。髪質に合ってるかわかんないでしょ。傷んだら髪ハリセンボンみたになるよ」

「ケチぃっ」


ぷりぷりする佐久間を横目にテレビをつける。

折角佐久間もいるし、なんか映画でもみようかなー…。

映画の配信サイトを開くと、佐久間がパッと飛び付いてきた。

「ね、これ見ようよ」

「ん?これ?いいじゃん」



佐久間が指していたのは井戸から髪がバカ長い女性が井戸から這い出してくる某有名映画。

いいね、と二つ返事でOKした。



「大体の流れは知ってるけどちゃんとは見た事ないかも」

「ね。おれもしっかり見るのははじめて」



とは言っても、佐久間もおれもあんまりそういうのは怖がらないタチで。

”‬次こうなるんだろうね‪”‬

”‬これはお決まりパターン‪”‬



とかなんとか話しながら気楽に鑑賞していた。



「なんでこういう時主人公逃げないんだろうね」

「いや、知りたくなっちゃうじゃん。

ほら、見るなって言われたら見たくなっちゃうみたいな。」

「…じゃあ主人公は全員佐久間ってこと?」

「おっと?それは佐久間さんに若干失礼ではないか?」

「いやいや、好奇心旺盛なのはいい事だよ笑」



いやなんか…ホラー映画のテンションじゃないかも。

そりゃ驚いたりはするけど、なんかツッコんじゃって笑っちゃうっていうか…


もうメンバーの奇行やらボケやらに突っ込みまくってるから体に耐性ついてるかも。なんかやだな。


でも佐久間はそれなりに怖がってる…? いつもボケ奇行側だから耐性ついてないのか。



「ひっ」ギュッ

「い゛っ…」

「ぁ待って、ごめっ…」


驚いた佐久間が、おれの腕をキュッと掴んできた。

別にそこまで痛くなかったのに、反射的に声が出てしまった。


ごめんと言いながら離れようとする佐久間の手の上から、おれの手を重ねる。



「…いいよ、そのままでも」

…佐久間には好きな人こーじがいるのに。

おれは本当、最低だ。



───



無事映画が終わり、名残惜しさを感じながら佐久間の手を離す。



「面白かった?」

「うん…!久しぶりにゾクゾクした笑」

「ははっ笑よかった。明日も早いし寝ようか」

「にゃっす!」


「じゃ、おやすみ」

「…!、い、っちゃうの?」


俺のベッドはそこまで大きくはないので、おれはソファで寝ることにする。

佐久間もその方がのびのび寝れる気がするしね。


‪”‬いっちゃうの‪”‬


背を向け、ソファへ向かうおれを引き止める佐久間。

驚いて振り向くと、頬をぷくっと膨らませた佐久間の姿が。


立ち尽くすおれの腕をグイッと引っ張ったかと思うと、ベッドに倒れていた。

これは…寂しくなっちゃったパターンだなぁ。

…おれその顔弱いから困る…いや知っててやってるんだろうなコイツ。


「…ぁえ、佐久間ソファの方がよかった?」


敢えて、意地悪してみる。


「そぉじゃなくってぇ!」

「何?言ってくれなきゃわかんない」

「…一緒にねよ、だめ?」


あざといのはどっちだよ…!

佐久間のあざとい警察も派遣しないと。


自分に好きな人がいるくせして、こうやってすぐ思わせぶりな態度とるんだから。

…、だから、だから好きになっちゃったんじゃん。


「ふふ、いいよ」

「いぇーーい、あべちゃあああん」

「ウッサァ…」

「なにか?」

「なにも。」



「…あべちゃ」 


おれのお腹辺りに頭を擦り付けてきたので、抱き寄せると言った。


「明日ね、その、こーじに告白しようと思って」

「…うん。佐久間なら、大丈夫」

「そぅかな」

「大丈夫。失敗したら、家おいでよ?多分来ることにはならないと思うけどね」

「へへ、ありがと… 」


佐久間とこんなふうに過ごすのも、

これが最後になるかな、

流れる涙を誤魔化すように、抱きしめる腕にさらに力を入れた。

彼が貴方を振るならおれは

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